ヨーグルトの冷凍保存は非推奨 日本乳業協会が教える正しい理由
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開封後のヨーグルトは、早めに食べ切るのが理想です。しかし、サイズによっては毎日食べても消費し切れないことがありますよね。
その場合、長持ちさせるために冷凍保存してもいいのでしょうか。一般社団法人日本乳業協会(以下、日本乳業協会)協力のもと紹介します。
ヨーグルトを冷凍すると?
ヨーグルトの冷凍保存について、日本乳業協会はこのように述べています。
ヨーグルト本来の食感やおいしさが損なわれますので、おすすめしません。
ヨーグルトを冷凍室で凍らせて解凍すると、氷の結晶が組織を壊してしまいます。
組織がボロボロになって、ホエイ(※)が分離し、食感やおいしさが損なわれるほか、乳酸菌も徐々に減っていってしまいます。
※乳清とも呼ばれる。ヨーグルトから染み出てくる水分で、水溶性のタンパク質やミネラル、ビタミンなどの栄養が含まれている。
つまり、冷凍前はなめらかだったヨーグルトが、解凍後にはざらついた水っぽい状態になってしまうということです。一度壊れた組織は元に戻らないため、解凍後に混ぜ直しても食感は回復しません。
フローズンヨーグルトは?
ヨーグルトを凍らせた氷菓として『フローズンヨーグルト』があります。
「凍らせているのになぜおいしいのか」と、気になる人もいるでしょう。
日本乳業協会によると『フローズンヨーグルト』は、単にヨーグルトを凍らせたものではないといいます。
フローズンヨーグルトは、乳などを発酵させたものを攪拌(かくはん)しながら、アイスクリームと同じように凍結させたもの、またはこれに果汁、果肉、甘味料、香料などを加えたものです。
市販のフローズンヨーグルトがなめらかな口当たりを保っているのは、攪拌しながら凍結させることで大きな氷の結晶ができにくくなるためです。家庭でヨーグルトをそのまま冷凍庫に入れる方法とは、製法が根本的に異なります。
ヨーグルトを正しく保存するための3つのポイント
ちなみに、ヨーグルトを保存する際は『10℃以下で保存』『振動を加えない』『蓋はしっかりと閉める』といったポイントが重要。
特に振動を加えると、ホエイが分離してしまうため、開閉する機会が多い冷蔵庫のドアの部分にはヨーグルトを入れないようにしましょう。
蓋をしっかり閉めずに保存すると、冷蔵庫内のほかの食材のにおいが移ったり、乾燥によって表面の状態が変わったりすることがあります。開封後は蓋をきちんと閉め、冷蔵庫の棚の奥側に置くと安定した状態を保ちやすくなります。
※写真はイメージ
ヨーグルトを冷凍保存すると、ホエイが分離して食感やおいしさが損なわれるだけでなく、大切な乳酸菌も減ってしまいます。
もし食べきれない時は冷凍するのではなく、料理やお菓子作りに使うなど、別の方法を試してみてはいかがでしょうか。
[文/大西トタン@dcp・構成/grape編集部]