「肉の冷凍、ラップではなく…」 企業の助言に目からウロコ
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- 取材協力
- 東洋アルミエコープロダクツ株式会社
購入した食材をラップで包んで冷凍保存する人は多いでしょう。
例えば、肉の冷凍保存にもラップを使うことが多いかもしれません。
しかし、ラップの代わりにアルミホイルを使うと、複数のメリットがあることを知っていますか。
『サンホイル』でおなじみの東洋アルミエコープロダクツ株式会社(以下、東洋アルミエコープロダクツ)に、アルミホイルで冷凍保存する時のポイントなどを聞きました。
アルミホイルで冷凍保存すると?
東洋アルミエコープロダクツによると、肉の冷凍保存にアルミホイルを使うと、ラップを使った場合と比較して、以下のメリットがあるそうです。
1.冷凍・解凍のスピードを早めることができる。
2.肉の冷凍焼け防止に効果がある。
『1』の冷凍・解凍のスピードを早める理由は、アルミホイルの熱伝導性が高いからです。
冷凍保存する際には、ラップで包んだものと比較すると早く温度が下がり、解凍する際にも早く温度が上がります。
続いて、『2』の肉の冷凍焼け防止に効果が得られるのは、アルミホイルの遮蔽性の高さによります。
以下の画像は、筆者がミンチ肉をラップとアルミホイルで包み、冷凍保存したものです。右のラップで包んだ肉は冷凍焼けしていることが分かりますね。
肉の冷凍焼けを防ぐコツ
そもそも冷凍焼けというのは、冷凍保存した食品の表面が乾燥して変色したり、質感が変わったりする現象のことです。
冷凍焼けは、以下のような理由で起こります。
・食品内の水分が蒸発するため
冷凍庫の中で食品表面の水分が昇華(固体から直接気体になる現象)して失われることで、表面が乾燥して『焼けた』ような見た目になります。この水分の蒸発が進むと、冷凍食品でも表面に、カサカサした質感や白っぽい斑点が現れます。
・酸化が進むため
食品の表面が冷凍庫内の空気に触れると、温度が低くても酸素と反応して酸化が起こり、色や風味が変わる原因となります。特に肉や魚では、酸化によって脂肪が劣化し、風味が悪くなることが多いのです。
・保存方法が不適切なため
冷凍焼けは、食品がしっかり密閉されずに、空気に触れることで起きやすくなります。
上記の通り、冷凍焼けは主に水分の蒸発と酸化が原因です。
例えば、ラップで包んだだけだったり、袋の密閉が不十分だったりすると、空気が入り込みやすく、冷凍焼けが進んでしまいます。
金属アルミニウムの薄膜であるアルミホイルは、より空気・水分を通さない性質があるため、アルミホイルで包むと冷凍焼けしにくくなるというわけです。
「これまで冷凍保存では、ラップしか使っていなかった…」という人は、本記事を参考にぜひ一度試してみてください。
[文/高橋モータース@dcp・構成/grape編集部]