生理痛をイラストで表現した女性社員たち 共感の声も上がった内容とは
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女性でも、人によって症状が違う月経痛(以下、生理痛)。
grapeで働く女性社員16人に生理についての悩みをアンケート調査したところ、13人が『生理痛』と答えました。
しかし、自分の生理痛がほかの人とまったく同じというわけではありません。
また、「生理全般についてよく知っていると思うか」という質問に、62%の社員が「いいえ」と答えたのには、他人の生理についてはあまり知識がないからという理由もあるでしょう。
そこで、有志の女性社員たちが自身の生理痛を言葉やイラストで表現。
一緒に働く上で、生理痛の理解を深めようという企画を実施しました。
生理痛の症状をイラストで表現すると…
生理痛の症状は人それぞれ。眠気だけという人もいれば、腰をトンカチで叩かれているような痛みと表現する人もいました。
いとう舞香さん 「子宮をギリギリ…と」
ピルを飲んでいるという、いとうさん。ピルを飲む前の症状を書いてもらいました。
「子宮がギリギリと搾り取られるような独特な痛みを描きました」というコメントとともに公開されたイラストがこちらです。
マッチョの猫が雑巾のように子宮を力強く絞っていて、想像するだけで痛みを感じます!
佐渡夏美さん「見舞い客を殴りたい」
「痛み止めを飲まないと、鈍痛に襲われ七転八倒です!」と、苦しそうなコメントと一緒に描いたイラストには、言葉の通り七転八倒する女性の姿が!
腹部の手術をしたばかりなのにスイカを置いていく見舞い客という、独特な表現をしてくれました。
「見舞い客を殴りたいですね!」という佐渡さんからは、生理痛への恨みも感じます…。
伊藤ゆいさん「コサックダンスを…」
生理中の痛みは、「コサックダンスを踊られているような下腹部の鈍痛」と興味深い表現をしてきた伊藤さん。
腰には無数の針がついている剣山が刺さっています。
ほかにも、頭痛や腰痛も同時に発症し、とてもつらい状態が伝わりますね。
Aさん「股間が重い」
ピルを飲んでいて、現在は「比較的生理はラク」というAさん。
しかし、ピルを飲む前は生理痛の症状が重かったといいます。当時を思い出して表現してくれた1枚がこちらです。
自分でもどのような状態なのかよく分からないほどの痛みだという、Aさんのイラスト。
1tの重りがついている身体では、とにかく立っているだけでもツラそうです!
Wさん「眠気が…」
比較的、症状が軽めだというWさん。
生理痛は特になく、ただただ眠気が襲ってくるといいます。
痛みはなくてもシンプルなイラストから、酷い眠気が分かります。
木ノ葉まきさん『生理1日目』
『生理1日目』というタイトルでイラストを描いた木ノ葉さん。
生理の1日目と2日目は、起き上がれないほどお腹が痛むといいます。その痛みが伝わる1枚をご覧ください。
グラグラしている重い石を『痛み』に例えて、自力ではどかせず、波のある様子を表現したそうです。
生理痛は痛みに波がある人もいます。強い痛みが生じる時と、症状が軽くて少しなら動けるという時があるでしょう。
そのつらさを重なる石で表現してくれました。
Hさん「子宮の中で木が伐採」
生理痛と一緒に、『生理あるある』も描いてくれたHさん。
まずは1つ目、生理中は前傾姿勢になってしまうという『あるある』です。
腰が痛いからか、Hさんはなぜか前傾になってしまうのだとか。
この作品に対し、ほかの女性社員からも共感の声が上がりました。
続いて、立ち上がる前に勇気がいるという『あるある』。
立ち上がる瞬間に、経血がドバっと出る人もいるでしょう。
真顔で耐える様子が伝わってきます。
そんなHさんの生理痛はというと…。
子宮の中で、木の伐採が続いています!
木を伐採する時のノコギリの振動がお腹に響いて、とても痛そうですね…。
Nさん「骨が抜かれているような」
生理中は腰から下に力が入らないというNさん。
元から腰痛持ちということもあり、生理中の痛みは特に酷いそうです。
腰からは骨が抜かれており、さらに腰周辺をトンカチで叩かれるというダブルの衝撃。
魂が飛んでしまうのも分かりますね…。
イラスト以外での表現も…
「イラストが描けないので言葉で表現します」といった社員もいました。
生理痛の症状が重い社員は、「お腹の下の臓器を、包丁で刺されているような痛み。恥骨部分をガンガンと叩かれているよう」と表現。
また、「頭痛とめまいだけでもしんどいのに、腰とお腹に重りを取り付けられている感覚」と表現する社員もいました。
※写真はイメージ
人によって、共感できるものもあれば、ピンとこなかったものなど、さまざまでしょう。
grapeの女性社員だけでも、十人十色の表現がありました。
生理痛といっても、全員が同じ症状ではないということがよく分かります。
「自分の生理痛がこうだから…」「知っている生理痛はこういう症状だから」と決めつけるのではなく、さまざまな症状があることを知っておくだけでも、他者への接し方や社会の意識が変わるかもしれませんね。
[文・構成/grape編集部]