「これってPMSなのかな」 産婦人科医に話を聞いてみると…
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※ 写真はイメージ
「もとに戻してください」 車いす利用者の投稿に「これは酷い」「もっと広まって」車いすで生活をしている浅葱（@hachiware0418）さんが、多目的トイレを使おうとした際の出来事に、３万件を超える『いいね』が寄せられました。
詩人・谷川俊太郎さんが逝去 「言葉に救われた」「ありがとう」と感謝の言葉２０２４年１１月１９日、詩人の谷川俊太郎さんが亡くなっていたことが分かりました。９２歳でした。
grape [グレイプ] society
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詩人・谷川俊太郎さんが逝去 「言葉に救われた」「ありがとう」と感謝の言葉２０２４年１１月１９日、詩人の谷川俊太郎さんが亡くなっていたことが分かりました。９２歳でした。
多くの女性にとって、悩みの種になりやすい月経（通称：生理）。生理が始まる数日前から、理由もなくイライラしたり、身体の不調を感じたりしたことはありませんか。
もしかしたら、生理前に起きる不調の原因は『PMS（月経前症候群）』かもしれません。
PMSって何？
PMSとは、生理の３～１０日前から始まる、心身に起きるさまざまな不調のことです。
人によって症状が異なるため、周囲に理解してもらえず、悩んでいる人は多いといいます。
YouTubeで、さまざまな婦人科系の悩みに関する動画を投稿している、現役産婦人科医のママ女医ちえこさん。
医師の視点からPMSにまつわる症状や治療方法について解説した動画を公開しています。
ママ女医ちえこさんが動画で例に挙げている、主なPMSの症状がこちらです。
・情緒不安定、イライラ、抑うつ症状。
・激しい眠気が襲う、または不眠。
・めまいや倦怠感。
・腹痛や頭痛、腰痛。
・むくみや乳房のハリ。
※写真はイメージ
２０２１年現在、PMSが起きる原因は不明ですが、一説によると「ホルモンバランスが変動することによって起こる」といわれています。
通常は生理の開始とともに、症状がなくなることが多いのだとか。
PMSについて、ママ女医ちえこさんに話を聞きました！
産婦人科医のYouTuberに、話を聞いてみた
ママ女医ちえこさん
【ママ女医ちえこ】
産婦人科専門医であり、３児の母親。
第２子の妊娠・出産をキッカケに「自宅にいながら、みんなの健康の役に立つ活動ができないか」という思いから、YouTubeアカウント『mama女医ちえこ』を開設。
産婦人科の内容を中心に、視聴者にとって役立つような医学情報を中心に配信している。
本日はよろしくお願いします！
YouTubeで生理など、さまざまな婦人科系の悩みを取り上げ、視聴者に寄り添った動画を配信していますよね。
反響はいかがですか。
けっこういろんな年齢層の方が見てくださっています。
興味のある内容はそれぞれに異なるようで、いろいろな質問やコメントをもらうことが多いです。
PMSについての動画に対する反響はどうでしたか。
PMSが特に…というわけではありませんが、「PMSで悩んでいる方は、けっこう多いのかな」という印象はありますね。
私は３０代前半ですが、PMSという言葉を知ったのは数年前でした。
世間の風潮にともない、徐々に認識されてきたように感じるのですが、昔から医療の現場では知られている病気でしたか。
そうですね…。症状自体は、そもそも生理の前に起こるものとして認知されていました。
女性が社会進出したことによって、ようやく女性特有の悩みであった生理がクローズアップされ、SNSが流行ってきたのもあり、「女性にはこういう病気があって、こういう時に大変で」っていうのが共有され始めたのが、多分最近ですよね。
そうですね。
SNSを中心に、生理の話題自体が取り上げられるようになったことは大きいと感じます。
以前は、出産や育児に関することなら知っていても、生理にまつわるところっていうのは、あんまり外にいうことでもなかったのかなと思います。
うんうん…。PMSの症状を改善するために、病院を訪れる患者さんは、どのくらいいるのでしょうか。
意外と多くはありません。
最初は生理痛の治療で訪れた患者さまが、問診しているうちに「実は生理前も不調が起きていて…」といい始めて、PMSだということに気付くケースもあります。
※写真はイメージ
そうなんですね！問診の結果、PMSが明らかになるとは、意外でした。
PMSが起こりやすい年齢って、あるんですかね…。
教科書などでは『幅広い年齢に起こりやすい』と書いてあるのですが、印象としては２０～３０代の女性も多いように感じます。
そもそもPMSという診断がつかないまでも、生理前に身体の不調を感じている女性というのは多いんです。
確かに自分の周りでも、生理前の不調を訴える人は多いイメージがあります。
体質は関係するのでしょうか。
体質は関係してくると思います。例えば、本人のストレス耐性や、その時の社会的な状況などですね。
なるほど…。ママ女医ちえこさんは、多くの女性を診察されていますよね。
これまでに診た患者さんの中で、「珍しい」と感じるPMSの症状はありましたか。
珍しい症状はそこまで…。
やっぱり一般的な気分障害…例えばイライラしがちだとか、不安定になる症状ですね。
身体的な症状でいえば、むくみを訴える方は多い印象です。
私は、生理前に必ずといっていいほど肌荒れに悩まされていて…。その場合も「PMSの症状」といってもいいのでしょうか。
PMSと診断されるのは、いわゆる『生理前に起きる症状が日常生活に支障をきたしている場合』です。そのため、症状の具合によります。