保護されたメス犬と母親のいない子猫たち 種族を超えた愛情が両者を癒した
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アメリカ・テキサス州にある『キャシーズ・プレイス』は、事故や虐待などによって傷ついた動物たちのリハビリをてがける保護施設です。
ある日、スタッフのミシェルさんは別の動物保護シェルターに、ケガをしたプードルがいることを知ります。
イヴという名前のメスのプードルは車にひかれて脚を骨折しており、早急な治療とリハビリが必要な状態でした。
すぐにイヴを保護したミシェルさんでしたが、飼い主が現れる可能性があるため、数日間待機することに。そして数日後、イヴを引き取りに行った彼女は、予想外の光景を目にします。
それはイヴに群がるたくさんの子猫たち。なんとイヴは産まれてまもない子猫に授乳をしていたのです。
実は保護された時、イヴの体から乳が出ていたのです。おそらく出産した後で、事故に遭うまでは子犬に授乳をしていたと思われました。
それからスタッフはイヴの子犬を探しましたが、残念ながら見つからなかったのです。
事故に遭ってケガをした上に我が子とも離ればなれになってしまい、イヴはとても元気をなくしている様子だったといいます。そんな時に母親がいない子猫たちが保護されたのだそう。
そこでスタッフが試しに子猫たちをイヴのそばに置いたところ、大成功!
まるでお母さんに甘えるようにイヴにくっつく子猫たち。そしてイヴは子猫たちに授乳をしているうちにだんだんと穏やかな表情になり、元気を取り戻していきました。
その姿を見たミシェルさんはイヴと子猫たちを一緒に引き取ることに。
まもなくイヴは脚の手術を受け、無事に成功します。また『プードルのママ』と離れ離れになった子猫たちも大丈夫。元気に食事をする姿が公開されました。
その後、子猫たちの里親の募集がスタート。
一方のイヴのケガも順調に回復していて、ミシェルさんたちスタッフからたっぷりの愛情を受けながら楽しく過ごしているということです。
子どもと離ればなれになった母犬と、母親のいない子猫たち。
愛情を必要としている犬と猫が、種族を超えてお互いの存在によって癒される姿はなんと美しいのでしょう。
イヴもケガが治って元気になったら、里親探しが始まるでしょう。彼女にも生涯愛してくれる優しい家族ができるように願います。
[文・構成/grape編集部]