「私、デブだから」と自嘲する女子中学生 友人の返す言葉に「魂の徳が高すぎる」
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- 出典
- @hidekiccan
『さばげぶっ!』や『ねこ色保健室』などの作品で知られる、漫画家の松本ひで吉(@hidekiccan)さん。
天真爛漫で天使のような性格の犬と、我が道を行くツンデレなお猫様との暮らしが描かれている漫画がTwitterで公開され、人気を集めています。
松本ひで吉 『犬と猫どっちも飼ってると』シリーズ
そんなひで吉さんが見かけた、女子中学生のエピソードをご紹介します。
女子中学生の会話に驚愕
ある日、女子中学生らしき2人組を見かけたひで吉さん。
聞くとはなしに、女の子が「私、デブだからー」と自嘲気味に友達と話しているのが聞こえてきたそうです。
その後、もう1人の女の子が返した言葉に、衝撃を受けたといいます。
どのような言葉だったのかというと…。
「そんなことを自分でいったらダメ。自分でいってたら、みんなが『デブっていってもいいのかな』って思っちゃうんだよ?」
なんと、話を聞いた女の子は「自分を卑下していると、周りもその人を悪くいってもいいと思ってしまうからやめたほうがいい」と、注意したのです。
中学生とは思えない徳の高い言葉に、ひで吉さんは「何回転生したらそんな言葉が出るのだろう」と震えてしまいました。
中学生たちの会話に、ネット上でも称賛の声が多数上がっています。
・愛情のある注意って、こういうことですよね。
・「どうせ私なんか」という言葉はいわれたほうも困るんですけど、この子はすごい!
・中学生にして、この立派な考えかた…魂の徳が高すぎますね。
・本当に友達のことを思っている注意の仕方で素晴らしい!
・これは中学生の皮をかぶった仏ですね。
もしかしたら、自分を卑下した女の子は「そんなことないよ」という言葉を待っていたのかもしれません。
しかし、一時の慰めのせいで自嘲が習慣付いてしまうと、周囲から傷付く言葉をいわれやすくなる可能性も。
友達が望む言葉とは違くとも、話を聞いていた女の子は「本当の意味で相手のためになる言葉」をいったのでしょう。
友達の機嫌を損ねるかもしれない状況でも、相手のために勇気を出して注意した女の子。
その優しい心に感動してしまいますね。
[文・構成/grape編集部]