駅に設置された『世界に1つだけの自販機』に反響 理由に「その発想はなかった!」
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洗濯機の蓋は開けておく?閉める? 企業の回答に「反省」「逆やってた」洗濯機のお手入れをしていますか。洗濯槽の裏側は見られませんが、しっかりとお手入れしていないとカビが繁殖してしまいます。カビを防ぐ方法を確認して、定期的に洗濯槽の掃除をしましょう。
洗濯は『お湯』がいいって本当? 事実に「マジか」「危ないところだった」洗濯槽のカビ対策にお湯を使いたい時はありませんか。お湯のほうが効果が高そうで…と思うかもしれませんが、実際の効果や適切な湯温について日本電機工業会が公式サイトで解説していました。ぜひ参考にしてみてください。
東京都の地下鉄『東京メトロ』の取り組みに、ネットで反響が上がっています。
話題になっているのは、2019年2月22日から、東京メトロ銀座線溜池山王駅に設置された1台の自動販売機。
従来の自販機と少し変わった外観をしているこの自販機は、ある理由から世界に1台しか存在しないのです。
東京メトロの『世界に1つだけの自販機』に反響
話題の自動販売機があるのは、東京メトロ銀座線溜池山王駅の11番・12番出口中央付近。
自動販売機を見ると、『溜池山王』と表示されている行先表示器や東京メトロのロゴプレート、車両銘板など、従来の自動販売機には見られないパーツが目を引きます。
もうお気付きでしょうか。なんと、この自動販売機は引退した車両で使われていた部品を使用し、制作されたのです!
今回の取り組みは、「働く人たちを応援する」ことをテーマとした、東京メトロとサントリーコーヒー『BOSS』のコラボレーション企画です。
1984年から運転を開始し、2004年に引退をした車両『銀座線01系』が自動販売機として再就職。
毎日多くの人を乗せ、東京を33年間走り続けた『銀座線01系』の車両は姿を変え、再び道行く人たちの目に触れるようになりました。
自動販売機のビジュアルは『銀座線01系』の先頭車両をイメージし、商品を購入時すると車両を模した疑似フロントライトに明かりがともります。
また、自動販売機に近付いたり、商品を購入したりすると、東京メトロ現役の車掌4人による、ユーモアあふれる音声も流れるのです!
「今日も『THE VENDING TRAIN』をご利用いただきまして、ありがとうございます」
「お金のかけこみ投入は、おやめください」
「おつりの取り忘れにご注意ください」
「足元にご注意ください。出口は下側です」
「『THE VENDING TRAIN』をご利用のお客様にお願いいたします。1人でも多くのお客様がお買い求めになれるよう譲り合ってご利用ください」
流れる音声は、全部で5種類。どれも、駅でよく耳にするフレーズですね!
インタビュー中、『銀座線01系』のことを笑顔で「あいつは…」「ヤツは…」と呼んでいたという車掌たち。彼らにとって、共に働いてきた『銀座線01系』は物ではなく、大切な仕事仲間だということが伝わってきます。
姿を変えた『銀座線01系』を見て、車掌たちは「本当に嬉しい」「小さい!」「可愛い!」と再会を喜んでいたのだとか。
一度は役目を終えたものの、『銀座線01系』がこうして再び駅で働くようになったのは、再就職という言葉がピッタリですね。
これからも、『銀座線01系』は駅構内で働く人や、道行く人たちをずっと見守ってくれるのではないでしょうか!
[文・構成/grape編集部]