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「子犬を保護しました」の投稿に「それ、犬?」という声が殺到 予想外の結末に

By - grape編集部  公開:  更新:

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子犬を保護しました。

北海道に住むMARCY(@marcy_com)さんが投稿したツイートが、意外な結末を生み、話題を呼んでいます。

仕事で樺戸郡月形町の国道を車で走っていた投稿者さんは、前方の路側帯に丸くて黒い物体を発見。通りすぎる際に横目で見ると、その物体は動いているように見えたといいます。

気になった投稿者さんは路肩に停車して、その物体に近づいてみることに。軍手をはめた状態でその物体を抱きかかえると、それは子犬だったのです。

彼はしばらくの間、近くに子犬の親がいないかどうか探しましたが見つかりませんでした。

この場所に放置したら車にひかれてしまうだろう。

そう思った投稿者さんは子犬を保護することに決めます。

彼は子犬を車に乗せて職場に戻り、仕事を終えるとその足で動物病院へ直行。

診察の結果、子犬は生後1か月くらいのメスで、少し脱水症状を起こしているものの健康状態に大きな問題はないことが分かりました。

投稿者さんの家では猫を飼っているため、とりあえずこの日は子犬を実家に預けることにしました。

「子犬を保護しました」から予想外の反響が起こる

「もしかして飼い主が見つかるかもしれない」と思った投稿者さんは、Twitterに子犬の写真を投稿し、情報の拡散を呼びかけることにします。

この投稿は拡散され、投稿者さんの元にはたくさんの返信が寄せられました。

そしてその多くが「犬じゃなくてキツネではないか?」という声だったのです。

投稿者さんは獣医師からキツネといわれなかったことで、初めのうちは犬と信じて疑わなかったといいます。

しかし、ご飯を食べて元気になった子犬が鳴き声を上げた時、彼の中に「キツネの可能性があるかも…」という思いが出てきたのだとか。

そして翌朝、投稿者さんは再び子犬を連れて病院へ。そこで再度診てもらった結果、犬ではなくキツネだということが判明したのです

野生動物であるキツネをペットとして飼うことはできません。「今すぐ野生に返したところで生きていけないだろう」と思った彼の頭に、道内にあるキツネ専門の動物園『北きつね牧場』が浮かびます。

わらをもすがる思いで北きつね牧場に電話をかけて事情を説明すると、子ギツネを快く引き取ってくれることになりました。

こうして翌日、子ギツネは無事に北きつね牧場に到着。

投稿者さんは子ギツネを『ルナ』と命名し、また会いに来る約束をして帰宅の途につきました。

この予想外のハッピーエンドに、たくさんの喜びのコメントが寄せられています。

・かわいいキツネちゃんが、北キツネ牧場に引き取られてほんとによかった。

・子犬でも子ギツネでもあなたの優しさに変わりありませんね。新型コロナウイルス感染症が収まったら、行きたい観光地がまた1つ増えました!

・ワンコじゃなくても小さな命。むやみに失われるよりは保護されたほうがいい。

なお検査の結果、キツネなどが感染する寄生虫のエキノコックスにルナは感染していなかったそうです。

投稿者さんがルナを見つけた場所は交通量の多い国道だといいます。もし彼が保護しなかったら、ルナは車にひかれていたかもしれません。

犬であろうとキツネであろうと、1つの命を守ろうとした投稿者さんの優しさに、多くの人が笑顔になりました。

ルナの写真も!『北きつね牧場』の写真集が発売決定

ルナも登場する予定のキタキツネ写真集『なまらめんこい!北きつね牧場-こぎつねごっこ(狐狐狐狐)編』が、ウェブサイトにて現在予約受付中です。

裏表紙には愛らしいルナの写真が掲載されています。ぜひチェックしてみてくださいね。


[文・構成/grape編集部]

出典
@marcy_comキツネ写真館

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