「本当によかった」 凍った川で4日間生き延びた犬 命の恩人の家族になる
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2021年2月、真冬のカナダで1匹の犬の救出劇がありました。
アメリカとカナダの間を流れるデトロイト川で、野生動物の写真家が氷の上に白い犬がいるのを発見します。
状況から推測すると、犬はコヨーテから逃げようとして凍った川に入ったところ、氷が割れて流されてしまい岸に戻れなくなったと思われました。
海外メディア『LOCAL12』によると、通報を受けた動物保護団体はなんとかして犬を救助しようと、沿岸警備隊や消防局などに助けを求めたそうです。
しかし、川は半分凍っているため、犬がいる場所までたどり着く手段が見つかりませんでした。
そうしているうちに1日、また1日と時間が過ぎて行きます。水も食べ物もない極寒の氷の上で犬が耐えられる時間には限りがあります。また、岸ではコヨーテが犬を狙っていました。
助けたいのに助けられない…多くの人たちがもどかしい気持ちで犬を見守る中、救世主が現れます。
絶体絶命の状況の犬を救出したのは…
犬のことを知って立ち上がったのは、カナダにある海洋建設の会社を経営するジュード・ミードさん。
ジュードさんは息子と一緒に凍った川で犬を探し、見事に救出に成功!
犬は発見されてから4日目にしてついに保護されたのです。
犬は凍傷と脱水症状を起こしていて、すい炎にもかかっていましたが命に別状はありませんでした。
獣医師によると、伸びきった毛が犬を重度の凍傷から保護したのだろう、とのこと。
奇跡的に助かった犬はミラクルと命名。そして保護されてから約1か月後に彼に家族ができました。
里親になったのは、ミラクルの命を救ったジュードさん!
動物保護施設が「ミラクルにとってこれ以上理想的な家族はいません!」とFacebookに投稿すると、祝福のコメントが殺到しました。
・ミラクルにとって完璧な家族!本当によかった。
・最高のハッピーエンドに涙が出た。
・素晴らしいストーリーだね。映画化してほしい。
ミラクルは救出されるまでの4日間、氷の上で寒さと空腹に耐えただけでなく、コヨーテやワシに狙われ続け、さらに氷から川に落ちて、自力で再び氷の上に這い上がったりしていたといいます。
そんな絶体絶命の状況の中で生き延びられたのは、まさに奇跡としかいいようがありません。
これからは命の恩人であるジュードさんの家族として、幸せに生きてくことでしょう!本当によかったですね。
[文・構成/grape編集部]