母親とはぐれた子ジカを見た犬が? 「なんて優しい犬」「この犬は天使」
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アメリカのテネシー州に住むパット・ポリフロンさんは、自宅の庭で1頭の子ジカを見つけました。
母親とはぐれて迷子になったと思われるその子ジカを、彼は森へ連れて行くことにします。
ところが翌朝、同じ子ジカがパットさんの家の前に座っていたのです。
パットさんはその子ジカをバンビと名付け、様子を見ることにします。バンビは彼を怖がる素振りもなく、庭を歩き回っていたといいます。
バンビは目に感染症を起こしていたため、彼は目に付いた30匹近くのダニを取り除き、傷薬を塗ってあげました。
また、ヤギのミルクを与えたところ、おいしそうに飲んでいたそうです。
そんなバンビを気にかけていたのはパットさんだけではありません。
彼の愛犬のゾーイがバンビに近付いて、体をなめ始めたのです。
まるで母親のようにバンビに寄り添うゾーイを見て、パットさんは「このかわいさは言葉ではいい表せない」とつづっています。
※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。
パットさんは地元の動物保護施設に連絡をしましたが、どこもバンビを引き取ってくれなかったのだそう。
バンビを見捨てるわけにもいかず、彼は母ジカが現れるまでバンビの世話を続けることにします。
バンビはヤギのミルクをよく飲み、目の感染症も徐々によくなっていきました。その後もバンビは森へ帰ろうとせず、母ジカも現れません。
ゾーイはすっかりバンビの母親代わりになり、バンビもパットさんの家の居心地が気に入っていたのでしょう。
しかしパットさんは「ここでの暮らしはバンビにとって最適とはいえない。もっといい環境のところへ移らせてあげよう」と思い始めます。
そして彼は、ヤギを飼育している農場でバンビを育ててもらうことに決めました。
パットさんが投稿した、ゾーイがバンビに寄り添う姿には「なんて優しい犬なんだ」「ゾーイは天使に違いない」などのコメントが寄せられています。
ひとりぼっちだったバンビを見たゾーイは、母性本能から「この子を守ってあげなくちゃ」と思ったのではないでしょうか。
たとえ短い間でも、母親代わりになってくれたゾーイのことを、バンビはきっと忘れることはないはずです。
[文・構成/grape編集部]