道路わきで車から降ろされた犬 続く展開に目を疑う 「胸が張り裂けそう」
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私たちに癒しを与えてくれるペットは大切な家族です。しかし残念ながら、世の中にはその家族を簡単に捨てる人がいます。
2021年7月、アメリカのテキサス州で車に乗っていたジョイ・ドミンゲスさんは、前を走る車の不審な動きに目を留めました。
するとジョイさんの予感は的中。その車は道路わきに停止し、助手席から若い男性がハスキー犬を連れて降りてきます。
男性は犬の首輪を外し、犬をその場に置いて走り去ったのです。
ジョイさんが撮影した動画には、置き去りにされた犬が必死で飼い主の車を追いかける姿が映っています。
この後、ジョイさんは犬を保護し、警察に通報しました。
飼い主に捨てられたハスキーに新しい家族が
ジョイさんの友人がInstagramに動画を投稿すると、たちまち拡散され、飼い主への怒りとハスキーへの同情の声が殺到します。
この動画が動かぬ証拠となり、この出来事から2日以内に、ハスキーの飼い主だった68歳の男が、動物虐待の容疑で逮捕されました。またその数日後、ハスキーの首輪を外して置き去りにした17歳の少年も訴追されました。
幸いハスキーにケガはなく、元気だといいます。海外メディア『KVIA ABC-7』によると、動画を見たクラップサドルさん一家が心を痛め、すぐにこの犬を引き取りたいと申し出たのだそう。
ハスキーは『ナヌーク』と名付けられ、クラップサドルさん家族と新しい生活を始めています。
この動画にはさまざまなコメントが寄せられています。
・飼い主を追いかける犬の姿を見て、胸が張り裂けそうになった。
・この犬に本当の愛情をくれる家族ができてよかった。
・なぜそんな酷いことができるの?まったく理解できない。
ナヌークが一時的に保護されたエルパソ郡の動物保護施設『ハックルベリー・ハウンドドッグ・レスキュー』によると、エルパソ郡では道路や砂漠などに放棄される犬が後を絶たないのだとか。
保護されたナヌークは幸運な犬で、悲しいことに誰にも助けてもらえずに苦しみながら一生を終える犬も多いといいます。
どのような理由があったとしても、命ある動物を無責任に捨てることは許されることではありません。
突然、道路に置き去りにされたナヌークは、何が起きたのか分からず困惑していたはず。そんな非情な飼い主の車を必死に追いかける姿は、あまりにもかわいそうで涙があふれます。
ナヌークがこれからは優しい家族に愛されながら、幸せに生きていくことを願わずにいられません。
[文・構成/grape編集部]