冷房運転で部屋が冷えない 思わぬ原因に「今知れてよかった」
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エアコンの設定温度で揉めない! 体感温度の整え方に「目からウロコ」「納得」快適に感じる温度は個人差があります。そのため、同じ空間で過ごす時に起こるのが『エアコンの設定温度問題』です。暑がりな人も寒がりな人も心地よく過ごすためには、『体感温度』を意識した工夫がポイントになります。

暖房の効きが悪い原因は… 企業の指摘に「盲点だった」「今すぐ見直す」エアコンの暖房効率を高めるために、こまめなフィルター掃除を心がけている人も多いかもしれません。しかし、意外に見落とされがちなのが『室外機』です。室外機への対策も取り入れて、暖房効率を高めましょう。
- 出典
- 日立






「エアコンを冷房運転しているのに何だか冷えない」。猛暑の夏にそんなことがあると不安になります。
エアコンをつけてもよく冷えない・冷たい風が出ないという時には、まずいくつかのことを確認してみましょう。
猛暑を乗り切るためにも確認を
エアコンを冷房運転させても冷えにくい・冷たい風が出てこないという場合には、なんらかの異常が起きている可能性があります。
万が一故障であればすぐにでも修理業者を手配したいところですが、その前に家電メーカー・HITACHI(以下、日立)が公式サイトで発信している情報をもとに、すぐに改善できるかどうかを確認しておきましょう。
場合によっては故障ではない可能性があります。
エアコンの冷房機能がおかしいと感じたら、まずは次の2点を確認してみてください。
1.設置に問題があるか
設置や移設直後の運転で冷えない場合、設置の段階で問題があったかもしれません。設置した販売店や業者へ相談しましょう。
2.本体のランプを確認
タイマーランプや除湿ランプなど、各種のランプが点滅している場合には、取扱説明書などで意味や対応を確認してみてください。対処が可能であれば、取扱説明書に従って操作しましょう。
あらためて確認してみること
前述の1と2に対処して、それでも冷房機能がおかしいと感じたら、次のことを確認してみましょう。
1.エアコンの風向き
風向きが下になっている場合、部屋の下だけが冷える状態になります。風向きを『自動』か『上向き』に変更しましょう。
2.家具やカーテンの確認
部屋の空気循環を妨げるように家具やカーテンが設置されていると、部屋全体の温度が下がりにくくなります。該当するものを移動させてみてください。同時に、本体の吸い込み口や吹出口にも注目しましょう。
3.自動運転ではなく冷房運転に切り替える
自動モードで運転している場合、冷房運転に切り替えてみてください。運転モードはリモコンで確認・切り替えができます。
4.省エネ運転を解除する
環境に配慮した省エネ運転をしている場合、省エネが優先になるため、冷えにくさを感じやすくなります。
冷えるまでは省エネを諦め、省エネ運転を解除しておきましょう。「十分に冷えたな」と感じたら、改めて省エネ運転にすると安心です。
このほか、以下の点も日頃から注意してみましょう。
・設定温度と風速をコントロールする
・フィルターはこまめに掃除する
・室外機の周囲に物を置かない
・室外機のファンが回っているか確認
多少手間がかかることもありますが、猛暑を乗り切るためには大切なひと手間です。毎日の生活の中に取り入れて、快適な夏を過ごしましょう。
[文・構成/grape編集部]