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昭和の日本を忘れかけているあなたへ… 『思い出漫画家』が描く、ノスタルジックな風景

By - エラチヒトシ  公開:  更新:

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漫画家

仲曽良ハミ

『思い出漫画家』として『あの頃、夢中に遊んで大人になった貴方に捧げる漫画』を描いている。 昭和を舞台にした懐かしさあふれる物語と、親しみやすい絵柄が魅力。著書に『しなのんちのいくる』。 …続きを読む

『思い出漫画家』がふと思う、昭和の時代の魅力とは…

昭和後期~平成初期の時代の日本を舞台に描いている、仲曽良さん。

令和の現代と比べた際、昭和の時代の「いいな」と思う点について聞いてみると、こんな回答がありました。

よく言われることですが、昭和の時代は地域の大人で子供たちみんなを育てている感じはありました。
僕も、当たり前のように近所の大人に怒られたり、お菓子をもらったりしていたのは、とてもいい思い出です。

書籍化に至るほど、たくさんのエピソードをXに投稿している、仲曽良さん。

もっとも反響がよかったエピソードについて、振り返ってもらいました。

作中に鬼塚さんという近所のおじいさんが出てくるのですが、『鬼塚さんの一日』というエピソードがとても反響がよかったのを覚えています。
このエピソードは個人的にも好きなので、第6巻に収録しました。読者さんにも喜んでもらえていると思います。

仲曽良ハミさんの漫画の画像

『鬼塚さんの一日』の冒頭のコマ

仲曽良さんが、漫画を描く上でもっとも大切にしているのは『あの頃をリアルに描く』こと。

「いいことばかりではなくて、怖かったことや理不尽だったことも描いていきたい」と、想いを明かしてくれました。

仲曽良ハミさんの漫画の画像

そんな仲曽良さんの想いが込められた漫画が、どのような人々に届いてほしいのかを聞いてみることに…。

昭和後期に小学生だった同世代の方に届けば嬉しいですし、その世代の人が育てた子供たちにも「昭和、平成はこんな時代だった」と伝われば嬉しいと思っています。

古きよき『あの頃』の日本が、当時を生きた人々のみならず現代の若者たちの目にも触れることで、新たな発見がありそうですよね。

最後に、『最近身の回りで起きた中で「誰かに共有したい」と思えるようなエピソード』について尋ねてみたところ、こんな出来事があったそうです。

事務所の隣のおばあちゃんから、メダカを3匹いただきました。モニターの前の金魚鉢で泳いでいます。
今のところ僕の漫画の最初の読者はメダカです。

気軽に『あの頃』にタイムスリップできる、思い出漫画

昭和後期~平成初期のいいことも悪いことも、タイムカプセルのようにギュッと閉じ込めた、仲曽良さんの作品。

仲曽良さんのXアカウントを開けば、きっとノスタルジックな気分になれるでしょう。

目まぐるしく情勢が変わり、古きよき日本の記憶を忘れてしまいそうになる現代こそ、ぜひ目に留めておきたい作品です!


[文・構成・取材/grape編集部]

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