「待って!」 人里離れた山道で走っている車を追いかけてきたのは…?
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「番犬に向かない」といわれた犬 納得できる1枚に「笑った」「100点満点」「番犬に向かない犬」というコメントを添えて、Xに1枚の写真を投稿したのは、愛犬たちと暮らしている、飼い主(@kmk250301)さんです。 公開したのは、愛犬の米子ちゃんと大豆くんの写真。2匹は番犬としては不向きだといいます。

カートにのせられ不服そうな犬 その後、店員に褒められると?「表情が違いすぎて笑った」ペットは人間と会話ができない代わりに、表情や体の動きで気持ちを伝えてくれます。2025年7月、そのことがよく分かるエピソードを、Xで公開したのは、愛犬のむさしくんと暮らす、飼い主(@musashi241005)さんです。
マルティナ・ルッソさんが、スペインの田舎道を車で走っていた時のことです。
彼女はサイドミラーで、何かが車の後ろを付いて来ていることに気付きます。
それは…犬。小さな犬が彼女の車を必死に追いかけていたのです。
マルティナさんが車を止めると、犬はしっぽを振って近付いてきました。そこは住宅も商店もない場所で、もちろん人も歩いていません。
彼女は、とりあえず持っていた水を飲ませてあげました。それから犬を車に乗せて近くの村へ行き、飼い主を探すことにします。
しかし、その犬を知っている人は誰もいませんでした。
「もしかすると犬は自分の家まで歩いて帰るかもしれない」と思ったマルティナさんは、再び犬を見つけた場所へ戻り、そこで犬を放してみます。
すると犬はどこへも行こうとせず、彼女の後を付いてきたのです。
それは犬がマルティナさんの家族の一員になれた瞬間でした。
※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。
マルティナさんは犬を『勇気や不屈の精神』を意味する『モキシー』と命名。
さっそく、飼っている3匹の猫たちにモキシーを紹介しました。
猫たちと友達になりたいフレンドリーなモキシー。ところが、猫たちは毛を逆立てて警戒心をむき出しにします!
翌日、マルティナさんはモキシーを動物病院へ連れて行きました。
診察の結果、モキシーは1歳くらいのメスで、マイクロチップは装着していませんでした。
マルティナさんはパートナーと一緒に、車で旅をしています。その自由な生活スタイルに、モキシーはすぐに馴染んだよう。
泥だらけになりながら野原を駆け回ったり、山の上からの景色を楽しんだりしています。
また、モキシーと猫たちの心の距離も少しずつ縮まってきているようです。
こんなにかわいらしい子犬が、なぜ誰も住んでいない田舎道にいたのかは分かりません。
もしあの日、マルティナさんたちが車で通りかからなかったら、水も食べ物もない場所でモキシーはどうなっていたことか…想像するとゾッとします。
マルティナさんの車を走って追いかけたモキシーは、彼女たちが気付いて止まるまで諦めませんでした。きっと「このチャンスを逃すわけにいかない」と思っていたのでしょう。
モキシーが自分で手に入れた優しい家族との幸せな生活が、このままずっと続いていくといいですね。
[文・構成/grape編集部]