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【日曜劇場『DCU』第5話感想・考察】横浜流星はまるで少年マンガの主人公?DCUキャラが引き立つ理由・ネタバレあり

By - grape編集部  公開:  更新:

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ドラマ好きなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんによるドラマコラム。

2022年1月スタートのテレビドラマ『DCU』(TBS系)の見どころや考察を連載していきます。

ゲストに藤井流星を迎え、横浜流星との『W流星』の初共演が話題となった『DCU』第5話。

今回は国土交通省副大臣の長男・木下裕司(三浦獠太)が海上で行方不明になり、DCUに捜索命令が出されました。

『W流星』が魅せた、息の合った再会シーン

聞き込みで立ち寄ったサーフショップにて、学生時代の先輩、中林(藤井流星)と再会した、瀬能(横浜流星)。

久しぶりの再会に感動し、抱き合うシーンは「この二人、本当に初共演なの?」と思わせるような息の合った演技っぷり。

また、瀬能はとても中林を慕っており、中林が営むサーフショップの店内をキラキラした目で見渡していたのが印象的でした。

回想シーンこそ無かったものの、親しげに話す二人の様子は、本当に昔からの仲の良さ、部活動にて苦楽を共にしたことを感じさせます。

しかし、再会に気持ちが高まり、中林の不審な行動に気が付かなかった瀬能は新名に注意されてしまいます。

捜査に私情を持ち込んではいけない、これは刑事ドラマの掟ですが、瀬能は理解していながらも慕っていた先輩を疑うことすらしていませんでした。

瀬能は少年マンガの主人公!

中林との再会で、学生時代、部室にタバコの吸い殻が見つかった不祥事を中林が顧問に告発したことで部の結束が強まったというエピソードが出てきました。

正義感の強い瀬能は、当時の中林の行動を賞賛します。当時の中林は瀬能にとってヒーローのように見えたのかもしれません。

また今回、海上で行方不明になっている木下裕司。

実は誘拐され、2億円の身代金を要求されていることがわかりました。

裕司は危険ドラッグに手を出していたということで、麻薬取締部と公安からの要請で、DCUは捜査中止命令が下されますが、助けられる命があるのに捜査ができないもどかしさに瀬能は「命を見捨てるなんて、なんのためのDCUか分かんないっすね」と不満を漏らします。

曲がったことが大嫌いな性格、真っ直ぐなゆえ、時には命令に背き、感情的になるところ。

瀬能はまるで少年マンガの主人公のようなキャラクターです。

助けを求めている人を見てみぬフリをすることはできません。ここでも誰よりも強い正義感を見せてくれました。

瀬能がそんな王道なキャラクターだからこそ、真実を隠し、目的のためなら、どんな手段もいとわない新名は対照的で、お互いがより引き立って見えるのだと思います。

新名が隠していた新事実。瀬能の父はテロリストだった?

前回からコソコソと怪しい行動を見せていた副隊長・西野(高橋光臣)でしたが、今回ついに新名と衝突。15年前の事件、新名の首の鍵について、問いただします。

そこで新名はついに真実を明かしました。それは瀬能の父と成合がテロリストとグルだった可能性があるということです。

この事実が明らかになると、瀬能は間違いなく海保から外されます。

そのため、新名は一人で極秘で捜査を進めていたのです。

新名宅には捜査情報をまとめた壁がありましたが、そこには成合や瀬能・父との関係、また鍵についても、形などから何の鍵なのかを調べている痕跡がありました。

新名の明かす真実に驚いた様子の西野でしたが、彼は新名を信じてみることに賭けたのです。

水の中の結束力がDCUに活きるのはこれから

誘拐事件の黒幕は、瀬能が慕っていた先輩・中林でした。

私情を持ち込んでしまったため、中林の犯行に終始気が付かなかった瀬能は今回もまた新名に助けられる形となりました。

共に新名のことを探っていた西野は瀬能にこう告げます。

「俺達ダイバーは危険と常に隣り合わせだ。だから水の中にいる時、俺達の間には奇妙な結束力が生まれる。あの人(新名)は水の中の結束力をDCUでもやろうとしているのかもしれない」

新名のことを信じたいけど信じることができない瀬能。西野が新名サイドについた今、このモヤモヤが晴れる日もそう遠くはないでしょう。

水の中で数々の事件を解決し、結束したDCUなら15年前の事件の真相を明らかにできるかもしれません。これからの展開にますます期待です!

DCU/TBS系で毎週日曜・夜10時~放送

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[文・構成/grape編集部]

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