ウクライナから連れてきた愛犬が盗まれた それを知った警察官が?
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2022年2月に始まったロシアによるウクライナ侵攻により、多くのウクライナの人たちが国外に逃れています。
小さな子供やペットを連れて避難する人もいて、その道中の大変さは想像を超えるものでしょう。
ウクライナから一緒に逃げてきた愛犬が盗まれた
ある46歳の女性は、ウクライナから2人の幼い子供と愛犬のバディを連れて、ドイツに避難してきました。
この日、スーパーマーケットにやってきた女性は、買い物をする間、バディを店の外につないでおきました。
しかし、約5分後に店を出ると、バディがいなくなっていたのです。
目撃者によると、見知らぬ男性がバディを連れ去ったことが分かりました。
駆けつけた警察官は、ドイツ語を話せない女性とスマートフォンの翻訳機能を使って会話し、女性が夫を祖国に残してドイツに逃れてきたことを知ります。
愛犬を失って悲しみに打ちひしがれている女性を見て、警察官は同情し「絶対に犬を見つけてあげたい」と心に決めます。
彼はその場で町の人たちに声をかけて、バディを盗んだ男性の手がかりを集めます。しかし、行方が分かる有力な情報は得られません。
それでも彼は諦めず、自分でバディの目撃情報を募るポスターを作りました。
そしてバディが盗まれてから4日後、ポスターを貼ってもらうため、地元の動物保護施設を訪れた警察官にサプライズが待っていました。
なんと、その施設にバディが保護されていたのです!
こうしてバディは無事に、飼い主の女性の元に戻ることができました。
バディは、盗まれた翌日にダウンタウンに捨てられていたのを親切な人が保護して、施設に連れてきたのだそう。
警察官が作ったポスターを見た施設のスタッフが、すぐにバディだと気付いたということです。
警察がFacebookに投稿したエピソードには「この女性の悲しみは、すべての犬の飼い主が想像できる」「素晴らしい警察官だ」「本当によかった」などのコメントが寄せられています。
ドイツ語が話せない女性が、自力でバディを探すことは困難だったはず。
この警察官の優しさは、見知らぬ土地で奮闘する女性にとって、大きな心の支えとなったことでしょう。
[文・構成/grape編集部]