旅行客に「ケチャップついてる」と教えてくれた親切な相手 意図に震え上がる
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学生時代、バックパッカーとして各国を旅していた筆者。
ペルーのマチュピチュやボリビアのウユニ塩湖など、さまざまな絶景を楽しめる南米には特に興味があり、片道24時間かけて旅立ったことがあります。
旅先で見た数々の風景は、大人になった今でも貴重な思い出として心に残っているものです。
筆者撮影のボリビア・ウユニ塩湖
筆者撮影のペルー・マチュピチュ
広大な自然を目の当たりにして非常に思い出深い旅になった南米旅行ですが、実は身の回りで恐ろしい事件も…。
本記事では、旅仲間の日本人が体験したケチャップ強盗という犯罪の手口について紹介したいと思います。
『ケチャップ強盗』の姑息な手口とは?
チリの首都・サンティアゴを訪れた際、筆者はユースホステルで1人の日本人男性のAさんと出会います。
彼はどことなく浮かない表情だったため、何があったのか尋ねたところ「ケチャップ強盗に遭った…」とため息交じりで話し始めました。
ケチャップ強盗とは、ケチャップや汚い液体などを使ってカバンや財布を盗み取る軽犯罪で、南米の一部地域で頻発しているとのこと。
※写真はイメージ
より詳しい内容を聞いてみると、どうやらAさんは街を散策していた際、突然現地人と思われる男性から「あなたの服とリュックに何か付いてるよ」と呼び止められたそう。
すぐさま確認したところ、リュックや服にはケチャップのような謎の液体が付いていたというのです。
身に覚えのないことにAさんが戸惑っていると、男性はおもむろにポケットからティッシュを取り出し、リュックを拭き始めたのでした。
そして男性はティッシュを何枚かAさんに渡して「あなたは自分の服を拭いて」といってきたため、Aさんは服の汚れを取ることに専念。
この時Aさんは「なんて親切な人なんだ」と、感謝の気持ちでいっぱいだったそうです。
その後男性は先に拭き終わると、そそくさと立ち去っていったといいます。
※写真はイメージ
ここまで聞くと、男性はただの親切な人だったようにも思えますが、しばらくしてAさんのカバンから財布がなくなっていることが発覚。
そして液体をかけた犯人は親切にしてくれた男性で、ケチャップ強盗という手口だったと後になって知ったそうです…。
親切心を装った卑劣な手口ですが、筆者は後日、別の日本人からさらに大胆なケチャップ強盗の体験談を聞きました。
それは「服の汚れを取るためにカバンを置いた瞬間、犯人とグルの男性がカバンを持ち去ってしまった」というエピソード。
※写真はイメージ
盗まれた人はすぐに犯人を追いかけてどうにか追いついたものの、今度はその犯人がナイフを突き出してきたそうです。
どうやら南米では「やられる前にやる」と考える人も少なくないようで、話を聞いた筆者も思わず絶句。
同じ目に遭わないために、「犯罪が多い地域では早朝や夜は1人で出歩かない」「もしスリや強盗に遭遇しても、絶対に深追いしてはいけない」といった対策を教わりました。
筆者自身は何事もなく南米旅行を終えましたが、日本とあまりにも違う他国の文化には驚かされることばかり…。
もちろん本当に親切な人や優しい人も大勢いますが、海外では「いつ何が起こるかわからない」という意識もある程度持っておいたほうがいいかもしれません。
[文/キジカク・構成/grape編集部]