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必要のない情報によって気持ちが乱されることがないよう、身につけたいものとは?

By - 吉元 由美  公開:  更新:

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吉元由美の『ひと・もの・こと』

作詞家でもあり、エッセイストでもある吉元由美さんが、日常に関わる『ひと・もの・こと』を徒然なるままに連載。

たまたま出会った人のちょっとした言動から親友のエピソード、取材などの途中で出会った気になる物から愛用品、そして日常話から気になる時事ニュースなど…さまざまな『ひと・もの・こと』に関するトピックを吉元流でお届けします。

『気にしない強さ』を身につける

「知識は獲得するもの。知恵は授けられるもの」

机を整理していたら、こんな走り書きのメモがありました。誰の言葉なのか忘れたのですが、何かで読んで気になった言葉だったのでしょう。

知識はさまざまな学びから得るものですが、その「さまざま」の幅が今は広がりすぎるほど、広がりました。

情報があふれているこの世の中、わからないことがあればインターネットで検索すれば答えを得られる。

またChatGPTの登場で、AIに質問すれば解答を得られるという時代になりました。未知のことを知ることができる一方で、他人のさまざまな日常も目に入ってきます。

そんな他人の情報に、心が乱されることがあります。人の交友関係を見たときに疎外感を抱くこともあるでしょうし、うらやましく思うこともあるでしょう。

自分と考えの違う人には反発したくなるかもしれないし、誹謗するような投稿に傷つくこともあるでしょう。

しかし、自分とは関わりのない他人事で心を乱すのは、無駄なことだと思いませんか? つい気になってしまう。それもよくわかります。

多くの情報の中から、自分に必要な情報、知識を得るために、情報に振り回されないために、『結界』を張りましょう。『結界』とは仏教用語で『俗』と『聖』を分ける境目を言います。

必要のない情報によって気持ちが乱されることがないように、結界、バリアを張る。

そのバリアとは、

「気にしない」

と、強く思うことです。

何ともシンプルな、日常的なフレーズです。大切なことは、この日常的なフレーズの意味をしっかりと心に落とし込むことです。

「気にしない」ようになるのは、思いのほか練習が必要なのです。何かに囚われそうになったらすぐに、(気にしない)(どうでもいい)と強く思うこと。これを繰り返します。

大切なことは、「気にしない」と決めること。「決める」というのは、思っている以上に心の芯に作用し、願ったように導く力があるのです。

本当に必要な知識を獲得するために、知恵を授かる自分であるために、「気にしない」強さを身につけたいものです。

いのちを紡ぐ言葉たち かけがえのないこの世界で

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吉元 由美
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※記事中の写真はすべてイメージ


[文・構成/吉元由美]

吉元由美

作詞家、作家。作詞家生活30年で1000曲の詞を書く。これまでに杏里、田原俊彦、松田聖子、中山美穂、山本達彦、石丸幹二、加山雄三など多くのアーティストの作品を手掛ける。平原綾香の『Jupiter』はミリオンヒットとなる。現在は「魂が喜ぶように生きよう」をテーマに、「吉元由美のLIFE ARTIST ACADEMY」プロジェクトを発信。
吉元由美オフィシャルサイト
吉元由美Facebookページ
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