「でも」「だけど」と反論ばかりする人 エネルギーを喰われないで
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臨時休業をした整体院 入り口にあった『貼り紙』に「これは仕方ない」「いい職場」2024年11月14日に、ある理由で臨時休業をした、同店。 「お許しください」といった言葉とともに、臨時休業を知らせる貼り紙を、Xのアカウント(@msgCura)で公開したところ、大きな注目を集めることになりました。
買った花束を店に置いていった女性 その後の展開に「鳥肌が立った」買った花束を店に置いていった女性 その後の展開に「鳥肌が立った」
エネルギー・イーターから身を守る方法
連載:吉元 由美
「何をしたらいいのかわからない」
世の中には、このような悩みを持っている人がたくさんいます。
「自分にどんな仕事が合うのかわからない」
「仕事を辞めたい。でも次に何をしたいかわからない」
こんな相談を数多く受けてきました。だからと言って私が仕事を紹介できるわけでもなく、その人が納得するようなアドバイスができるわけでもない。ある時、このような相談を受けるたびにひどく疲れている自分に気づきました。
「何をしたらいいのかわからないのです」
「では、目の前のことを一生懸命やってみたら?」
「でも、やりがいを感じない。こんなことをして何の意味があるのかと」
また、「結婚したいけれど、相手がいない」という人には、積極的に人の中に入り、いろいろな人と出会っていくことを勧めます。すると多くの場合このような答えが返ってきます。
「でも、なかなか思うような人がいない」
「人の中って、どこに行けばいいのですか?」
そうです。つまり堂々巡りが始まります。
「どうしたらいい?」「どう思う?」「教えてください」と、人に答えを求めます。そしてこちらもよく考えてアドバイスをすると、「でもね」「だけど」という答えが返ってくる。「だったらこうしたらいいじゃない?」とさらに次の案を出すと、また反論してくる。
このやりとりは、消耗します。その人と別れた後、砂袋でも抱えているようにぐったりとした疲労感に襲われます。私はこのような人のことを密かに『エネルギー・イーター』(エネルギーを食う人)と呼んでいます。エネルギー・イーターの特徴は、「でも」「だけど」という言葉が多いこと。ああでもないこうでもないと、同じところをぐるぐると回る。彼、彼女たちについて思うことは、突き詰めると「解決したくない」のだろう、ということです。
相談されると頭をフル回転させて対応していた私は、エネルギー・イーターという言葉を意識するようになってから、しなやかにバリアを張れるようになりました。エネルギーを相手に持っていかれないように、「でもね」と言われたら引く。「だけど」と反論されたら「そうなのね」と受けて、流す。相手を拒絶するのではなく、自分を守るというスタンスに立つといいのです。
愚痴の多い人、悪口の多い人もエネルギー・イーターです。本人はスカッとするかもしれませんが、聞かされたほうはぐったり。愚痴も悪口も排泄と同じことですから、相手の排泄物をもろに受けてしまっては大変です。
「私はこんなに大変なの」と、自分の不運、不幸を嘆いてばかりの人もエネルギー・イーターです。
自分の気持ちのエネルギー、体力を大切に使うためにも、自分を守ること。(あ、始まった)と思ったら、聞くのはポーズだけにして、相手の話、感情を自分に取り込まないようにしましょう。そして何よりも、自分がイーターにならないように!
[文・構成/吉元由美]
吉元由美
作詞家、作家。作詞家生活30年で1000曲の詞を書く。これまでに杏里、田原俊彦、松田聖子、中山美穂、山本達彦、石丸幹二、加山雄三など多くのアーティストの作品を手掛ける。平原綾香の『Jupiter』はミリオンヒットとなる。現在は「魂が喜ぶように生きよう」をテーマに、「吉元由美のLIFE ARTIST ACADEMY」プロジェクトを発信。
⇒ 吉元由美オフィシャルサイト
⇒ 吉元由美Facebookページ
⇒ 単行本「大人の結婚」
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