偶然の出来事、起こったことの意味を考えることで、気づきを得られる
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吉元由美の『ひと・もの・こと』
作詞家でもあり、エッセイストでもある吉元由美さんが、日常に関わる『ひと・もの・こと』を徒然なるままに連載。
たまたま出会った人のちょっとした言動から親友のエピソード、取材などの途中で出会った気になる物から愛用品、そして日常話から気になる時事ニュースなど…さまざまな『ひと・もの・こと』に関するトピックを吉元流でお届けします。
「偶然」のメッセージが運を強くする
車を運転していると、ある法則性を持ったナンバーの車を立て続けに目撃することがあります。8888、5555といったゾロ目であったり、好きな人の誕生日のナンバーを何度も見かけたり。
1122というナンバーの次に、1133という車に追い抜かれるなど、偶然に偶然が重なっていくようなことが起こります。
作詞家の勉強をしている頃のこと。友達がとても素敵な時計をはめていたので、どこで買ったのか尋ねたことがありました。
その二日後、「いつもお世話になっているので」と、ある人からプレゼントをいただきました。小さな箱を開けてみると、友人がしていたのと同じ時計が入っていたのです。
作詞の勉強中、神様から「大丈夫、頑張れ」とエールをもらったような気がしました。その頃、そんな小さな偶然がいくつもあり、その度に(大丈夫、できる、できる)と気持ちを強く持つことができたのです。
法則性のあるナンバーの車を続けて見かけることも、(大丈夫!)と、背中を押してくれている感じがするのです。
反対に、困ったことが続けて起こることもあります。1日に何度も転びそうになった。運転中に何度もヒヤッとすることがあった。携帯を失くした、など。
いつもやらないことをやってしまう。そんなとき、(運が悪い)と嘆くのか(これは警告ではないか)その意味を捉えるのとでは、気持ちの向け方が大きく異なります。
失くしものをしたときは、今の自分の精神状態や仕事のやり方について振り返ってみる。焦っていないか。集中力に欠けていないか。すると、何かしら思い当たることがあるものです。
偶然の出来事、起こったことの意味を考えることで、気づきを得られます。起こった出来事の中に成長するためのメッセージを見出す。
偶然の中にある自分を導く声に耳を傾けることができるかどうか。運がいい、悪いというのは生まれ持った資質だけではなく、こうした自分の姿勢によって生み出されることもあるのではないかと思います。
ここで一つ気をつけることは、自分の都合のいいように解釈をしないことです。カエサルの言葉の通り、人は見たいものしか見ようとしないものです。
特に警告のような偶然の出来事であれば、少し自分に厳しく解釈してみる。そうすることで、次のステップへ行くための力がつきます。それは、運を強くすることにもつながるのです。
私の人生最大の偶然は、娘を妊娠しているときに起こりました。ごく妊娠初期に具合が悪くなり、入院したときのこと。
そこでの治療法について疑問があり、セカンドオピニオンを求めることにしました。友人の弟さんが産婦人科医であることを思い出し、連絡をとってみようと思いました。
その日の夜、新生児室の赤ちゃんたちをぼんやりと見ていると、奥から私を見ている人がいました。セカンドオピニオンを求めようとしていた、まさにそのドクターだったのです。単に運がよかったと言えません。
娘を出産するまで、いくつもの難関がありました。それでも希望を持ち続けることができたのは、友人の弟さんであるドクターと驚くような再会があったからです。
絶対に生まれる!という娘の意思を感じた偶然は、私に信じる力を与えてくれました。世界にあふれているメッセージは、いつも私たちを応援してくれているのですね。素直に、目を見開いていくことなのです。
いのちを紡ぐ言葉たち かけがえのないこの世界で
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※記事中の写真はすべてイメージ
作詞家・吉元由美の連載『ひと・もの・こと』バックナンバー
[文・構成/吉元由美]
吉元由美
作詞家、作家。作詞家生活30年で1000曲の詞を書く。これまでに杏里、田原俊彦、松田聖子、中山美穂、山本達彦、石丸幹二、加山雄三など多くのアーティストの作品を手掛ける。平原綾香の『Jupiter』はミリオンヒットとなる。現在は「魂が喜ぶように生きよう」をテーマに、「吉元由美のLIFE ARTIST ACADEMY」プロジェクトを発信。
⇒ 吉元由美オフィシャルサイト
⇒ 吉元由美Facebookページ
⇒ 単行本「大人の結婚」