夜見た夢を通訳してみよう 結婚にもきっかけになる『夢』がある
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「夢」のメッセージを生かして未来を拓く
20年前、「快適な今の家から、古い木造の家に引っ越しをする」という夢を見ました。夢の中で私は(雨戸を開け閉めするのが大変だなあ)と少しがっかりしています。窓を開けると、空にラピスラズリ色の曼荼羅が三つ見えました。(この曼荼羅が見えたから、この家は大丈夫)と、安心します。すると次に、洗濯機が屋外にあることに気づきます。うわあ…冬の寒い時の洗濯、つらそうだなあと、またがっかりします。(でも、あの曼荼羅が見えたから、この家は大丈夫)と、また思い直す……そんな夢でした。そしてこの夢が言わんとしていることを理解できた時、夫と結婚することを決めました。
「夢」の発信源はどこなのでしょうか。精神科医、心理学者であるユングによると、私たちの意識は三層に分かれています。自覚しうる顕在意識、そして自覚されることなく、行動や考え方に影響を与える潜在意識、その下に個人の経験を超えた人類共通の無意識である集合的無意識の三層に分かれていると言います。そして「眠れる預言者」と呼ばれるエドガー・ケイシーは、さらにその奥に大いなる存在とつながっている「超意識」という領域があり、夢はこの超意識から発せられるメッセージだと言いました。
「今、あなたはこんな状態ですよ」「これを解決するにはこんなふうにしてみたらどうですか?」私たちの現状を伝え、問題の解決方法を知らせてくる。それが超意識からのメッセージ、夢の大きな機能のひとつです。
さて、私が夫と結婚することを決めるきっかけとなった夢には、どのようなメッセージがあったのでしょうか。夢解きをするには、まず夢に出てきたモノ、コトのシンボルとストーリーの流れを「通訳」していきます。「快適な家から古い木造の家に引っ越す」この夢を見たのは、ちょうど夫を紹介された頃でした。彼は、これまで出会ったタイプとはまったく違う、おしゃれな場所にはまったく縁がなかった研究者です。「家」というシンボルにはいくつかの意味がありますが、この夢の場合「家」は自分の拠点となる場所、人ととらえることができます。そして、夢の中で(古い家は扱いづらそうだ)と思っている。(でも、曼荼羅が見えたのだから大丈夫)と思い直す。通訳してみると「これまで知り合った人(快適な家)とは違って、少々戸惑うことがあるかもしれないけれど、この人(古い家)は安心、大丈夫(曼荼羅)」となります。
20年前、この夢に背中を押されて迷うことなく結婚しました。新しい扉を開けました。大胆なことを!と言った人もいました。でも、人生は冒険。やってみなければわからない。「夢」に信任をおいているということは、自分を深いレベルで信じるということにつながるのです。
吉元由美の講座
「ドリーム・ヘルパー講座in関西」(神戸) 4月29日、30日
「天命を実現するドリーム・ヘルパーセレモニー講座」東京 5月6日、7日
[文・構成/吉元由美]
吉元由美
作詞家、作家。作詞家生活30年で1000曲の詞を書く。これまでに杏里、田原俊彦、松田聖子、中山美穂、山本達彦、石丸幹二、加山雄三など多くのアーティストの作品を手掛ける。平原綾香の『Jupiter』はミリオンヒットとなる。現在は「魂が喜ぶように生きよう」をテーマに、「吉元由美のLIFE ARTIST ACADEMY」プロジェクトを発信。
⇒ 吉元由美オフィシャルサイト
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⇒ 単行本「大人の結婚」
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