「クラクションを鳴らされた」 意外と知らない、道路の『四角い枠』の意味は?
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撮影:grape編集部
取材・監修協力弁護士
北村真一
まこと法律事務所 代表弁護士。
「きたべん」の愛称で大阪府茨木市で知らない人がいないという声もあがる大人気ローカル弁護士。
猫探しからM&Aまで幅広く取り扱う。
LUIS FIELD
株式会社LUIS FIELDは、元警察官の代表が、皆様の人生が今よりも少し豊かになる情報をお届けしたいという想いから立ち上げた会社です。
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自動車が走る道路には、停止線や横断歩道など、さまざまな標示があります。
その中で、『白い格子状の枠線』を見かけたことはありませんか。
※写真はイメージ
渋滞で道路が混雑している時、前の車に続いてうっかり枠の中で停止してしまう人が少なくありません。
深く考えずに枠内に入ってしまいがちですが、実はこれ、明確な法律違反になってしまう可能性があるのだそうです。
白い格子枠は『停止禁止部分』
本記事では、『白い格子状の枠線』の正しい意味や、うっかり違反してしまった場合の罰則について、大阪府大阪市で『まこと法律事務所』を運営する北村真一弁護士にお話をうかがいました。
――『白い格子状の枠線』には、どのような意味があるのでしょうか?
あの白い格子状の枠線は、道路交通法で定められた『停止禁止部分』という道路標示です。
道路交通法第50条第2項により、ドライバーは前方の状況によって『停止禁止部分』で停止することになるおそれがある時は、そのエリアに進入してはならないと定められています。
信号待ちや渋滞などで前方の車が進まず、自分がその白い枠の中で停止してしまう可能性が高い場合は、枠の手前で停止して待たなければなりません。
『白い格子状の枠線』の正体は、『停止禁止部分』といって、主に消防署や警察署の出入り口などにあるものです。
緊急車両が出てくる際に、一般車が道路をふさぐことがないように設けられたもので、通行は可能ですが停止はできません。
※写真はイメージ
――もし停止禁止部分の中で停止してしまった場合、どのような罰則がありますか?
このルールに違反すると『停止禁止部分進入』という違反になり、交通違反の取締り対象となります。
普通車の場合、反則金は6,000円で、違反点数1点が加算されます。
「知らなかった」「前が詰まっているのに気づかなかった」という理由であっても、原則として言い訳は通用しません。
――なぜ消防署や警察署の前にこの標示があるのでしょうか?
消防車や救急車、パトカーなどの緊急車両が、出動の要請を受けた際にスムーズに発進できるようにするためです。
一般の車が枠内で停止してしまうと、緊急車両の出動が遅れ、人命救助や事件事故への対応に深刻な影響をおよぼす危険性があります。
消防署や警察署の前のほかにも、バスの停留所付近や交差点の内部、踏切の手前などにも同様の趣旨で停止禁止が設定されている場所があります。
※写真はイメージ
正しいルールを守って、安全でスムーズな交通環境を
普段何気なく通りすぎている消防署前の白い格子枠ですが、そこには『一刻を争う緊急車両の出動を妨げない』という重要な役割があります。
ネットの声を見ると、「気にせず進入して停止している人をよく見かける」「停止禁止部分の前で停車していたら、後続車にクラクションを鳴らされた」という声もあるなど、ルールを勘違いしている人もいるのかもしれません。
※写真はイメージ
『停止禁止部分の手前で止まる』という正しいルールとマナーを徹底することが、自分自身を違反から守るだけでなく、誰かの大切な命を救うことにつながります。
渋滞で焦っている時こそ、前の車に惑わされず、手前で一度踏みとどまるゆとりを持ちたいものですね。
[文・取材/LUIS FIELD 構成/grape編集部]