飛行機に預けた荷物が出てこない! 私たちにできる予防策は?
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吉元由美の『ひと・もの・こと』
作詞家でもあり、エッセイストでもある吉元由美さん。先生の日常に関わる『ひと・もの・こと』を徒然なるままに連載。
たまたま出会った人のちょっとした言動から親友のエピソード、取材などの途中で出会った気になる物から愛用品、そして日常話から気になる時事ニュースなど…様々な『ひと・もの・こと』に関するトピックを吉元流でお届けします。
ロストバゲージとオーバーナイトキット
飛行機に預けた荷物が出てこない。次々とターンテーブルからトランクをピックアップしていく人々。そしてターンテーブルは止まり、1人取り残される…。海外の乗り継ぎ便でしばしば起こるロストバゲージ。ずいぶん昔、バルセロナの空港で荷物が出てこなかった時は、到着ロビーの電気まで消えました。もっともその時はパリからの乗り継ぎ、ジャルル・ドゴール空港からオルリー空港に移動しての乗り継ぎだったので、荷物が間に合わなくても仕方がありません。その時は3時間後に到着するとのことだったので、街に出て食事をしてから空港に取りに戻りました。
乗り継ぎの時間が短かい、荷物の積み忘れ、考えたくはないですが盗難、どこか違う国に行ってしまった…。荷物が出てこない理由はいくつかありますが、乗り継ぎ時間に余裕を持たせることと、ネームタグをしっかりと付けておく以外に私たちにできる予防策はありません。
万が一、荷物が届かないまま1泊することになった時、航空会社によっては最低限の必要なものが入ったオーバーナイトキットが用意されている…ということを、私は6月のヘルシンキ空港で知りました。ロストバゲージ経験は先のバルセロナのみ、これまでも乗り継ぎのたびにどきどきしましたが何事もなく、ラッキーなことでした。
成田発のコペンハーゲン行きがかなり遅延したために、ヘルシンキ行きの出発に間に合うか間に合わないかということに。この時点で荷物が間に合うかどうか、あやしいなあと思っていました。場合によっては一便遅らせるつもりだったのですが、コペンハーゲンの到着口にいた航空会社の係員の「B7番ゲート、急いでください!」という切羽詰まった指示に、猛ダッシュ。走っても走ってもゲートに着かない。自宅から駅までくらいの距離、800mは軽く走った気がします。日ごろの運動不足を悔やみました。息切れがひどすぎます。そして、そのまま走って機内へ。
でも、荷物は走ってくれません。次の22時到着便で荷物に乗ってくるとのこと、その日のうちにホテルに届けてもらうことになりました。女性用のオーバーナイトキットを受け取り、ホテルの部屋で荷物を待ちました。
ところが、12時を回って待てど暮らせど、届かない。航空会社のサイトで検索すると、すでに荷物はヘルシンキに到着し、配送を始めたとありました。でも、届かない。仕方がない、先にシャワーに入ろうとオーバーナイトキットを開けました。
歯磨きセット、Tシャツ、ブラシ、シャンプー、制汗剤、爪ヤスリ。いや、制汗剤と爪ヤスリはいらないだろう…。欧米人はそんなに汗が気になるのか。日本の航空会社にこのようなキットがあるかは分かりませんが、少なくとも制汗剤は入っていないと思います。
こうした必要とするものの違い。この違いは、なかなか興味深いものがあります。もしも私が中身を決めるとしたら、最低限必要なもの+あったらとても助かるもの…を入れるでしょう。コンビニエンスストアにあるクレンジング、化粧水のお泊まりセットは、必須です。
結局、荷物は翌朝の8時に届きました。これからは直行便であっても…1泊に必要なものは機内に持ち込みます。そう、それが旅人の常識でした…。
[文・構成/吉元由美]
吉元由美
作詞家、作家。作詞家生活30年で1000曲の詞を書く。これまでに杏里、田原俊彦、松田聖子、中山美穂、山本達彦、石丸幹二、加山雄三など多くのアーティストの作品を手掛ける。平原綾香の『Jupiter』はミリオンヒットとなる。現在は「魂が喜ぶように生きよう」をテーマに、「吉元由美のLIFE ARTIST ACADEMY」プロジェクトを発信。
⇒ 吉元由美オフィシャルサイト
⇒ 吉元由美Facebookページ
⇒ 単行本「大人の結婚」
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