音の洪水の社会の中にいるからこそ 意識して静寂を味わってみる
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吉元由美の『ひと・もの・こと』
作詞家でもあり、エッセイストでもある吉元由美さんが、日常に関わる『ひと・もの・こと』を徒然なるままに連載。
たまたま出会った人のちょっとした言動から親友のエピソード、取材などの途中で出会った気になる物から愛用品、そして日常話から気になる時事ニュースなど…さまざまな『ひと・もの・こと』に関するトピックを吉元流でお届けします。
静寂が教えてくれること
朝、時計代わりについテレビをつけ、座って観るのでもなく朝食の支度をしたり、片付けたり。気になるニュースがあると手を止めてテレビの前に。BGMのようにテレビをつけている家庭は多いのではないかと思います。
テレビ番組には、それが報道番組であっても必ず演出があります。淡々とアナウンサーがニュースを読み上げていますが、そこにインサートされる映像があり、BGMが入ります。画面が目まぐるしく変わる。同じ映像が何度も繰り返される。
そして、アナウンサーの声のトーンも一定ではありません。それらの演出には、実際に伝えるニュース以上の『情報』が加味されています。観る人の無意識に入り込んでくる情報です。そこに専門家やコメンテーターが入れば、『彼ら』の意見が流れてきます。それは、個人のバイアスがかかった意見です。それも一つの『情報』です。
また民法の局ではCMが入ります。ながらテレビが習慣になっていると、『音』に鈍感になっていくような感があります。
街の中にも音があふれています。主要な駅でも電車が来るときに音楽がなります。お店のBGMはサービスの一つなのか、または購買意欲を掻き立てる効果を狙ったものでしょう。そして、ただ流されている音の洪水に鈍感になっていくのです。
テレビを消した瞬間。一瞬にして静寂に包まれます。この時、私はいつも自分を取り戻した感じがするのです。それは、街の中で自分の車に乗った瞬間に安心する感じによく似ています。そう、「守られている」という感覚です。
私たちは自分を守るためにちゃんと「選ぶ」ことが大切です。今の自分にとって必要なこと、そうでないこと。情報もしかり。音があふれているこの社会の中で、一人ひとりに求められているのは、その力です。
静かなことが苦手な人もいるでしょう。淋しくてひとりでいられない。誰かと一緒にいたい、誰かとつながっていなければ不安になる。だからいつもスマホを手放せない。
大切なことはひとりになったとき、大切なことを見極められる自分でいられるかどうか、ということだと思います。
テレビを消したときの静寂、味わってみてください。音の洪水の社会の中にいるからこそ、意識して。
※記事中の写真はすべてイメージ
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作詞家・吉元由美の連載『ひと・もの・こと』バックナンバー
[文・構成/吉元由美]
吉元由美
作詞家、作家。作詞家生活30年で1000曲の詞を書く。これまでに杏里、田原俊彦、松田聖子、中山美穂、山本達彦、石丸幹二、加山雄三など多くのアーティストの作品を手掛ける。平原綾香の『Jupiter』はミリオンヒットとなる。現在は「魂が喜ぶように生きよう」をテーマに、「吉元由美のLIFE ARTIST ACADEMY」プロジェクトを発信。
⇒ 吉元由美オフィシャルサイト
⇒ 吉元由美Facebookページ
⇒ 単行本「大人の結婚」