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緑がまぶしい季節 心に癒しを与える街路樹

By - 押阪 忍  公開:  更新:

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こんにちは、フリーアナウンサーの押阪忍です。

ご縁を頂きまして、『美しいことば』『残しておきたい日本語』をテーマに、連載をしております。宜しければ、シニアアナウンサーの『独言』にお付き合いください。

街路樹あれこれ

万朶ばんだと咲き誇った桜が散り、緑がまぶしい季節となりました。山野の緑樹や街中の街路樹が 目に映える緑の美しさを表現してくれています。

街路樹は 街の景観をよくし、防暑、防風、防塵や、道路の保水などにも役立っています。きちんと並んで立っているので『並木みち』と言ったりします。シャレた表現ですよね。歌詞にもよく出てきます。

街路樹には、サクラ、イチョー、ケヤキ、プラタナス、花水木、エンジュなどが 多く見受けられますが、何といっても圧巻は 桜並木でしょうね。

その美しさ、華やかさは、言葉に例えようもありません。風に舞う花吹雪も、一瞬にしてその場の情景を変え、思わず佇んでしまうほどの魅力を持っています。桜は散り際が美しい、と言われる由縁です。

ところで、緑のまぶしい並木路は、季節の移り変りを感じさせ、生新な気持ちを与えてくれますが、花の並木路も、ボクは大好きです。

東京近郊の『こぶし街道』と、埼玉で出会った『花水木道路』が忘れられません。特に花水木道路は、赤と白を交互に組み合わせて何キロあったでしょうか…。それは見事な景観でした。車窓から オ~、キレイダナァ…と声を挙げて 並木路が終わるまで眺めていました。この時季ならではの『花水木』です。

また思い出すのは沖縄に行った折、沖縄の県花といわれている『デイゴ』が咲き誇っている並木路を歩いたこと。それに北海道…。季節は違って秋ですが、まっ赤な実をつけた『ナナカマド』が道路脇に整然と並木状に植えられており、見惚れて通ったことを、今でも鮮明に覚えております。

街路樹は、街の景色をよくするだけでなく、人の心に「感動や、喜びや、癒し」を与えてくれます。この緑の季節、『並木路散策』をなさってみては如何でしょう。『癒し効果』は充分にあると思いますよ…。

令和の新時代に入り、何処かの街に、美しい花木かぼくが立ち並ぶ 記念の『令和通り』が出来ないものでしょうかねぇ…。

<2019年6月>

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フリーアナウンサー 押阪 忍

1958年に現テレビ朝日へ第一期生として入社。東京オリンピックでは、金メダルの女子バレーボール、東洋の魔女の実況を担当。1965年には民放TV初のフリーアナウンサーとなる。以降TVやラジオで活躍し、皇太子殿下のご成婚祝賀式典、東京都庁落成式典等の総合司会も行う。2019年現在、アナウンサー生活61年。
日本に数多くある美しい言葉。それを若者に伝え、しっかりとした『ことば』を使える若者を育てていきたいと思っています。

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