ぶどうの保存方法とは?冷蔵や冷凍でおいしく保存するコツも解説!
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ナスはカットして冷凍? 丸ごと保存してみた結果…「試さないと」「すごくいい」Instagramでライフハックを紹介している、よも(yomo_kurashi_)さんは、傷みやすいナスの保存と、簡単な調理方法を投稿しました。 ナスを『丸ごと冷凍する』という斬新な方法で、反響を呼んでいます。

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「ぶどうを買ったけれど、すぐに傷んでしまった」といった経験はありませんか。
ぶどうは繊細な果物ですが、保存の仕方1つでおいしさが長持ちします。しかし、粒の大きさや用途によって適した保存方法が異なるのをご存じでしょうか。
本記事では、ぶどうを冷蔵、冷凍で上手に保存するコツ、注意点などを分かりやすくご紹介します。さらに、大量にぶどうを手に入れた時の活用法も解説しますので、参考にしてください。
ほんのひと手間で、最後のひと粒までみずみずしく、おいしく楽しめるでしょう。
ぶどうはすぐに冷蔵保存がおすすめ
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ぶどうは常温でも保存できますが、あまり日持ちはしないとされています。特に温度が高い環境では傷みやすいとされているため、購入後はできるだけ早めに食べるのが基本のようです。
保存の際は、水洗いせず、新聞紙やポリ袋などに包んで乾燥を防ぎましょう。直射日光を避け、冷暗所や冷蔵庫で保存するのが理想的とされています。
なお、ぶどうの表面に見られる白い粉は『果粉(かふん)』または『ブルーム』と呼ばれる天然成分で、果皮から浮き出た自然物質のようです。
これは水分の蒸発を防ぎ、ぶどうの鮮度を保つ役割を果たしているとされています。生産者も収穫時にこの果粉を落とさないよう、丁寧に扱っているのだとか。
白い粉は残留農薬と誤解されがちですが、無害とされており、むしろ新鮮さの目安と考えられています。そのため、ぶどうを洗う時は、無理にこすって落とす必要はないようです。
以下では、ぶどうの洗い方について解説しています。あわせてご覧ください。
『ぶどう』は水洗いだけじゃダメ?正しい洗い方とタイミングを解説
ぶどうをおいしく保存するコツ【冷蔵】
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ここからは、ぶどうを冷蔵保存する具体的な方法をご紹介します。
まず、デラウェアなどの小粒のぶどうは、ひと房ずつキッチンペーパーでやさしく包み、保存容器に入れて冷蔵庫で保管するとよいようです。
巨峰などの大粒のぶどうは、房からひと粒ずつ枝の部分をハサミで切り落とし、保存容器の底にキッチンペーパーを敷いた上で粒が重ならないように並べて保存するとよいでしょう。
いずれの場合も、水洗いはせず、食べる直前に洗うのが基本とされています。また、傷んだ粒があると全体に悪影響をおよぼすといわれているため、あらかじめ取り除くのがおすすめです。
冷蔵保存でも鮮度は徐々に落ちるとされているため、1週間程度を目安に食べきりましょう。
ぶどうをおいしく保存するコツ【冷凍】
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ぶどうを冷凍保存する、具体的なコツをご紹介します。
小粒のぶどう
ぶどうを冷凍保存する場合は、まず全体をしっかり水洗いして汚れを落としましょう。次に、キッチンペーパーで水気を丁寧に拭き取り、ひと房ずつラップで包みます。
その後、保存袋に入れて空気を抜き、冷凍庫で保存する方法が一般的なようです。
冷凍保存したぶどうの保存期間は、目安として約1か月程度とされています。解凍せずにそのままシャーベット感覚でも食べられるでしょう。
特にデラウェアなどの小粒のぶどうは、皮ごと食べられるのが魅力です。冷凍状態でも、指でつまんでいるうちに体温で表面が少し溶け、皮がむけやすくなります。
大粒のぶどう
大粒のぶどうは、粒を房から外して保存するのがおすすめのようです。
まず、キッチンばさみなどを使い枝の部分をひと粒ずつカットし、水で洗います。その後、キッチンペーパーでしっかりと水分を拭き取り、保存袋に重ならないよう平らに並べて冷凍庫に入れましょう。
保存期間の目安は約1か月のようです。
冷凍ぶどうは、食べる直前に軽く水をあてると皮がむけやすくなるとされています。特にしりの部分に水をあてると、より皮がはがれやすくなるようです。
冷凍庫から取り出して10分ほど置くと、シャリッとした食感のシャーベット状になり、ひんやりしたおやつとしても楽しめるでしょう。
ぶどうを大量消費したい時
ぶどうを大量に手に入れた時は、そのまま食べるだけでなく、ひと手間加えてさまざまな形で楽しむのがおすすめです。
まず、加熱して保存性を高める方法としては、ジャムやコンポートがあります。どちらも果実をそのまま生かしながら濃厚な味わいに仕上がるようなので、パンやヨーグルトなどとも好相性でしょう。
一方で、冷たくさっぱり味わいたい時は、冷凍ぶどうやゼリー、シャーベットといったひんやり系のアレンジがおすすめです。
冷凍ぶどうはそのままシャーベット感覚で食べられますし、ゼリーにすれば見た目にも華やかで、おもてなしにもぴったりでしょう。
また、凍らせたぶどうをミキサーにかければ、なめらかなフルーツシャーベットも手軽に作れます。
このように、ぶどうは加熱して保存食にすることも、冷やしてスイーツにすることもできる万能なフルーツです。用途に合わせて楽しみ方を工夫してみてはいかがでしょうか。
マスカットは冷蔵保存がおすすめ
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マスカットは、ひと粒ずつ枝の部分をハサミでカットし、冷蔵保存するのがおすすめです。こうすることで、粒がつぶれたり傷んだりするのを防げるとされています。
また、マスカットは特有のハリやみずみずしさ、上品な香りが魅力ですが、冷凍すると風味や食感が損なわれることもあるため、冷凍保存にはあまり向いていないようです。
できるだけ早く冷蔵で楽しむのが、マスカットをおいしく味わうコツとされています。
ぶどうの保存方法は冷蔵か冷凍がおすすめ
ぶどうは日持ちしにくいとされているため、できるだけ早めに食べるのがおすすめです。食べきれない場合は、冷蔵か冷凍で保存するとよいでしょう。
また、粒の大きさによって保存方法を使い分けることで、鮮度や食感をより長く保てるとされています。冷蔵は1週間、冷凍は1か月を目安に食べきりましょう。
[文・構成/grape編集部]