人と人との距離を取らなければならない状況だからこそ、優しさ、思いやりでつながっていきたい
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吉元由美の『ひと・もの・こと』
作詞家でもあり、エッセイストでもある吉元由美さんが、日常に関わる『ひと・もの・こと』を徒然なるままに連載。
たまたま出会った人のちょっとした言動から親友のエピソード、取材などの途中で出会った気になる物から愛用品、そして日常話から気になる時事ニュースなど…さまざまな『ひと・もの・こと』に関するトピックを吉元流でお届けします。
ソーシャル・ディスタンスを優しいつながりに
ソーシャル・ディスタンス。新型コロナウイルスの感染が広まり始めた頃から言われるようになった言葉です。例えば、マーケットのレジ、開店前のドラッグストアの列などで、2メートルほどの間隔を空けるというもの。ロックダウンされた海外のマーケットでは、かなり厳しく守られているようです。
密集した場所、密閉された空間、人と密接することを避けるよう、東京都の小池知事から要請がありました。人と人の距離、ソーシャル・ディスタンスをとるように、ということです。
世界は分断されていきました。お金と時間があれば、世界のどこへでも行くことができました。それが自由であることを意識することなく、自由に行動していたのです。
アジアの国々、ヨーロッパ、アメリカが他国からの入国を制限し、多くのフライトがキャンセルされています。それぞれの国が、見えないウイルスと戦っている……これまで体験したことのないことを、私たちはいま体験しています。
人と人との距離。相手の言葉に耳を傾け、心を寄せて、私たちは大切な人とつながってきました。出会っていく人たちとも、そうしてつながってきました。
得体の知れないウイルス、政府の対応、経済の困窮などで、多くの人の不安や怒りが募っているいま、SNSの中でもときにヒステリックな書き込みやバトルのようなやりとりが見られます。これは東日本大震災の後、原発事故が起こった後の状態と少し似ています。
人間は、見えないもの、終わりの見えない状態に対するストレスに弱いのだということを自覚することです。不安は不安としてあったとしても、(あー、私は不安なんだ)と自分の感情を自分で見ること、これがパニックを避けるひとつのコツです。
自分の感情をよく眺めてみる。それは自分を知ることであり、自分の心の危機管理につながります。
また、さまざまな情報が飛び交います。正確な情報よりも、フェイク・ニュースの方が伝わる速度が速い。フェイクはインパクトが強く作られているからです。情報の受け取り方、伝え方にも自分の感情を知るヒントがあります。見極めることも大切です。
人と人との距離、ソーシャル・ディスタンスを取らなければならない状況だからこそ、優しさ、思いやりでつながっていきたいと切に願います。
共感できる自分でいること、できることに集中すること。一人ひとりがそうできることによって、人とのつながりの質が上がっていくように思います。まず言葉がけから。発信する言葉から始めていきましょう。
※記事中の写真はすべてイメージ
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作詞家・吉元由美の連載『ひと・もの・こと』バックナンバー
[文・構成/吉元由美]
吉元由美
作詞家、作家。作詞家生活30年で1000曲の詞を書く。これまでに杏里、田原俊彦、松田聖子、中山美穂、山本達彦、石丸幹二、加山雄三など多くのアーティストの作品を手掛ける。平原綾香の『Jupiter』はミリオンヒットとなる。現在は「魂が喜ぶように生きよう」をテーマに、「吉元由美のLIFE ARTIST ACADEMY」プロジェクトを発信。
⇒ 吉元由美オフィシャルサイト
⇒ 吉元由美Facebookページ
⇒ 単行本「大人の結婚」