『あるもの』を見つめる犬 視線の先にあったのは…「この犬には見えている」
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出典:joyfulpayday

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最愛の家族を失うのは、この上なくつらいことです。
ニコール・エヴィンス(joyfulpayday)さんは2021年に息子のセスさんを交通事故で亡くしました。
セスさんとの突然の別れの日から、2年と43日間が経った2023年9月12日、ニコールさんは1本の動画をTikTokに投稿。
その動画が多くの人たちの涙を誘ったのです。
映っているのは、セスさんの愛犬だったモカちゃん。
壁のほうを向いて座っているモカちゃんの視線の先にあるのは…生前のセスさんの写真です。
この時、モカちゃんはセスさんの写真をじっと見つめていました。
セスさんが亡くなった後、ニコールさんと彼女の夫がモカちゃんを引き取ったといいます。
モカちゃんがニコールさんたちに心を開くまでは、数か月もかかったのだとか。
おそらくモカちゃんは、大好きなセスさんが突然いなくなったことが理解できなかったのでしょう。
動画には、モカちゃんとニコールさんへの慰めの声が寄せられました。
・彼がモカちゃんに話しかけているんだね。
・写真じゃなくて彼はそこにいて、モカちゃんには見えているんじゃないかな。
・涙が止まらない。犬は飼い主のことを決して忘れないんだよ。
・悲しいね。でもモカちゃん、彼にはまた必ず会えるからね。
セスさんは亡くなった後、火葬されて、ニコールさんは彼の遺灰をモカちゃんに嗅がせてあげたそうです。
彼女は、モカちゃんにセスさんと最後のお別れをさせてあげたかったのでしょう。
セスさんの写真のほうをじっと見つめていたモカちゃんは本当に、私たちには見えないものが見えていたのかもしれません。
きっとセスさんがモカちゃんに会いに来ていたのだと思いたいですね。
[文・構成/grape編集部]