服は裏返して洗濯して! プロの解説に「そうだったんだ」「だから毛玉が」
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洗濯物を洗う際、「裏返しにしたほうがいい」と聞いたことはありませんか。
しかし、「本当に汚れが落ちるの?」「干す時に戻すのが面倒くさい」と思う人もいるかも知れません。
実際、どのような効果があるのでしょうか。洗濯物を裏返して洗ったほうがいい理由を紹介します。
洗濯物を裏返しして洗ったほうがいい理由
洗濯物を裏返しにして洗うメリットをインスタグラムで紹介しているのは、おすすめのキッチン雑貨やお役立ち情報を発信している『くらし屋公式ショップ』(kurashiya_official)のInstagramです。
※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。
それでは、裏返して洗うメリットについて見ていきましょう。
皮脂や汗などの汚れが落ちやすくなる
洗濯機は、洗濯物同士をこすり合わせてもみ洗いして汚れを落としているため、内側よりも外側のほうが汚れが落ちやすい傾向にあります。
皮脂汚れや汗は衣類の内側に付いているため、裏返して洗ったほうが汚れをしっかり落とせるのです。なお、臭いが気になる時も裏返して洗うことをおすすめします。
毛玉ができにくくなる
衣類の素材によっては、摩擦が起きて毛羽立ちや毛玉ができやすくなります。裏返しにして洗うことで表側の摩擦を抑えられるため、毛玉もできにくくなるでしょう。
毛玉を防ぐには洗濯ネットに入れて洗う方法も有効ですが、汚れが落ちにくいのがデメリット。また、ネットの中に衣類を複数入れると、こすれて傷んでしまうので、『1枚のネットに1枚の衣類』で使う必要があります。
早く乾かせる
衣類の内側はポケットや縫い目などがあって生地が重なっている部分もあるため、外側よりも乾きにくいです。
裏返して干すことで風が通りやすくなるため、早く乾くようになります。早く乾けば雑菌の繁殖を抑えられ、生乾きの嫌な臭いも防げます。
裏返して洗わないほうがいい場合もある
洗濯物を裏返して洗うメリットを紹介しましたが、裏返さないほうがいい場合もあるため確認しておきましょう。
花粉の飛散時期
花粉の飛散する時期に裏返して外に干すと、着る時に肌に花粉が付着してしまいます。
かゆみや赤みの症状が出る可能性があるため、花粉の吸引を防ぐだけでなく、肌への付着も防いだほうがいいでしょう。
花粉症の人や家族に花粉症の人がいる場合は、部屋干しにしたり乾燥機を使ったりして乾かすことをおすすめします。生乾きが気になる場合や乾燥機がない場合は、表側のまま干して取り込む際に花粉をよく振り払ってください。
花粉の時期以外にも、衣類の表側が汚れている場合には、裏返さずに洗ったほうがいいでしょう。
洗濯物を裏返して洗ったほうがいい理由を紹介しました。洗濯物を裏返して洗った後、また表に戻すというのは少し手間に感じる人もいるかもしれません。
そんな時は、脱いだ時に裏返しに脱いでたたむ時も裏返しのままにして、着る人が毎回自分で表側に戻すようにすれば、洗濯する人の手間も省けます。
大切な服を長持ちさせるために、家族で協力して実践してみてください。
[文・構成/grape編集部]