食器の漂白 何分浸け置きしたらいい? 回答に「意外と短い」「間違ってた」
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- 出典
- 食洗協
食器類を清潔に使い続けるためには、定期的に除菌するのがおすすめです。
次亜塩素酸ナトリウム製剤、いわゆる塩素系漂白剤を使えば、短時間浸け置くだけで除菌でき、着色汚れも除去しやすいでしょう。
効果の高い塩素系漂白剤だからこそ、正しい方法で使うことが大切です。
日本食品洗浄剤衛生協会(以下、食洗協)の公式サイトから、飲食器を除菌する際の正しい手順を紹介します。
除菌の手順を確認しよう
塩素系漂白剤を使って食器類を除菌する時、「量や時間は目分量で判断している」という人も多いのではないでしょうか。
しかし、強い洗浄剤だからこそ、扱い方には注意が必要です。食洗協が公式サイトで紹介している、除菌の手順は以下のとおりです。
塩素系漂白剤に浸け置く時間は、濃度によっても異なります。時間に余裕があるかどうかで、希釈液の濃度を調整するのもおすすめです。
塩素系漂白剤の成分が食器の表面に残ると、知らないうちに身体の中に取り込んでしまう可能性も。しっかりとすすいだ後には、乾燥させて菌の繁殖も防いでください。
専用の食器保管庫があれば、それを使うのがベストですが、一般家庭では難しいケースも多いでしょう。食器洗い乾燥機の乾燥機能を使えば、自宅にあるものを使って除菌効果をさらに高められます。
浸け置き時間を長くするのはNG?
※写真はイメージ
塩素系漂白剤を使って除菌する時、「希釈液を作って食器を投入したら、そのまま放置している」という人もいますよね。
5~10分とはいえ、貴重な時間を無駄にはしたくないものです。浸け置きした後に別の作業に取り掛かり、放置時間がつい長くなってしまうケースは決して珍しくはありません。
とはいえ、塩素系漂白剤に浸けたまま長時間放置すると、事故のリスクが高まってしまいます。
・素手での接触
・誤飲
・有毒ガスの発生
塩素系漂白剤の希釈液は、見た目だけなら普通の水と見分けが付きません。家族が、希釈液であることに気付かないまま、素手で食器類に触れてしまう恐れがあります。カップや湯呑を漂白していた場合、そのまま誤飲するリスクもあるでしょう。
また塩素系の漂白剤に酸性タイプの洗剤が混ざると、有毒ガスが発生してしまいます。クエン酸やお酢など、キッチンでおなじみのアイテムにも酸性の性質を持つものは少なくありません。思わぬ事故を防ぐためにも、浸け置き後は速やかに洗浄・乾燥へと進んでください。
塩素系漂白剤の使用方法について、「これまで間違えていた…」という人も多いでしょう。安心・安全のためには、正しい方法で使用することが何よりも大切です。
食洗協の公式サイト情報も確認し、あらためて正しい使い方を意識してみてくださいね。
[文・構成/grape編集部]