『クエン酸』は何に使えるの? 企業が解説するクリーナーの種類とは
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- 出典
- レック株式会社
環境に優しいクリーナーとして知られているのが『クエン酸』。掃除に便利とされる一方で、クエン酸は食品添加物でもあります。
「食べ物を洗剤にできるの?」「あまり掃除に向いてなさそうだけど」と、その使い方や効果を詳しく知らないという人も多いはず。
クエン酸クリーナーはどのような汚れを落とせるのか、『激落ちくん』でおなじみの『レック』のブランドサイトから見ていきましょう。
『クエン酸』はアルカリ性の汚れに強い!
※写真はイメージ
クエン酸は自然界に存在する無機物から作られた『弱酸性』の性質を持った物質で、『アルカリ性の汚れ』を落とすのに向いています。
では、『アルカリ性の汚れ』とはどのようなものを指すのでしょうか。レックでは、クエン酸クリーナーに適した主な汚れを次のように紹介しています。
・せっけんかす
・水あか
・尿石
・トイレの黄ばみ
クエン酸クリーナーは浴室やキッチン、トイレの汚れに有効です。重曹は皮脂汚れや油汚れなどの『酸性の汚れ』に強い重曹とは、使う場所は同じでも役割が異なります。
クエン酸クリーナーと重曹を使い分けることで、より効果的に掃除を進められるでしょう。
さらにクエン酸クリーナーは『泡スプレータイプ』と『粉タイプ』の2種類に分けられ、それぞれに特徴があります。
泡スプレータイプに適しているのは、『蛇口周り』『水切りかご』『トイレブラシ』などの汚れです。スプレーしてから1時間ほど放置すると、頑固な汚れも落ちやすくなります。
粉タイプに適しているのは、『電気ポット』『電気ケトル』『加湿器のフィルター』の汚れです。粉がしっかりと溶けるように、お湯を使うことがポイントです。
クエン酸を使う時の注意点
クエン酸クリーナーは植物由来の洗浄剤ですが、化学洗剤と同じように使用上の注意があります。
初めて使う時はもちろん、すでに使っている人もあらためて確認しておきましょう。
ビニール手袋をはめてから使う
クエン酸は食品添加物としても知られているため、触れても肌に優しい印象があるかもしれません。しかし、掃除に使う際は素手で触れないようにしましょう。
特に肌が弱い人、長時間使う人は特に注意が必要です。肌荒れを引き起こす可能性があるため、ゴム手袋などをはめたうえで使用してください。
塩素系漂白剤を一緒に使わない
塩素と酸が混ざると『塩素ガス』が発生します。人体に有害であり、誤って吸い込めば命の危険もあるため非常に危険です。
どうしても2つの洗剤を使いたい時は、どちらを先に使うとしても『しっかり流した上で』『時間を置いて』使用するようにしましょう。
使用できない場所を確認してから使う
クエン酸は、何にでも使えるわけではありません。大理石やセメント、鉄に使用すると傷やサビの原因となるため避けましょう。
このほか、ニス塗りをした食器、白木、水洗いができない物も使用できません。シンクや蛇口に使われるステンレスは鉄製品ですが、さびにくいので問題なく使用できます。
クエン酸クリーナーは、環境に優しく、家中のさまざまなシーンで活用できるのが魅力です。どの汚れに向いているのかをきちんと理解して上手に使い分ければ、よりスムースに掃除を進められるでしょう。
使用上の注意にも十分気を付けて、活用してください。
[文・構成/grape編集部]