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食洗機用洗剤は代用できる?使用できるものや適さないもの、注意点をご紹介

By - grape編集部  公開:  更新:

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食洗機用洗剤は代用できる?使用できるものや適さないもの、注意点をご紹介

※写真はイメージ

『食洗機(食器洗い機、食器洗浄機)』は、手間をかけずに食器を洗える便利なキッチン家電です。

しかし、いざ食洗機を使おうと思った時に専用洗剤が切れていて、「食器用洗剤や漂白剤などで代用できないのかな」と考える人もいるでしょう。

実は、食洗機用の専用洗剤には、代用できるものと代用に適していないものがあり、使用には注意が必要です。

そこで本記事では、食洗機用洗剤の代用品や、使用時の注意点を分かりやすく解説します。

食洗機用洗剤の代用品を探している人は、ぜひ参考にしてくださいね。

食洗機用の洗剤は代用できるのか?

食洗機用の洗剤は代用できるのか?

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食洗機用の洗剤の代わりとして、いくつかの代用品を使用できる可能性があるようです。

ただし、代用品には適していないものもあり、誤ったものを使うと機械の故障につながる恐れもあるため、注意が必要といわれています。

食洗機用には専用洗剤の使用が推奨されており、食洗機の取扱説明書にも「食器洗い機専用洗剤をお使いください」と明記されていることが多いようです。

そのため、基本的には専用洗剤を使い、専用洗剤を切らしているなどのやむを得ない状況に限り、自己責任のもとで代用品を使いましょう。

食洗機の洗剤に代用できるもの

食洗機の洗剤に代用できるもの

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本章では、食洗機の専用洗剤の代用になるものを2つご紹介します。

ただし、機種によっては代用に適さない可能性もあるため、取扱説明書も確認しながら使うかどうかを決めてくださいね。

『酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)』

『酸素系漂白剤』のおもな成分は過炭酸ナトリウムであり、酸素の力で油汚れを落とし、除菌や消臭に効果があるとされています。

過炭酸ナトリウムは食洗機の専用洗剤にも配合されていることがあるようで、食器洗いにも使用できるでしょう。

また、酸素系漂白剤は40~60℃ほどで洗浄効果がアップするといわれているため、庫内を高温で洗う食洗機と相性がよいという意見もあります。

洗い方の手順は、大さじ1杯ほどの酸素系漂白剤を洗剤投入口に入れ、標準コースなどで運転するだけと非常に簡単。

ただし、酸素系漂白剤には『界面活性剤(かいめんかっせいざい)』を含む製品もあるようです。

界面活性剤入りの洗剤や漂白剤は、多くの泡が発生し、食洗機の故障やトラブルの原因となる恐れがあるのだとか。そのため、界面活性剤が入っていないものを使うようにしましょう。

界面活性剤については、後ほど『食洗機用洗剤の代用に適していないもの』の章でも解説するため、併せて参考にしてくださいね。

『セスキ炭酸ソーダ』

『セスキ炭酸ソーダ』とは、重曹と炭酸ナトリウムの中間的な性質を持つアルカリ剤のことです。

アルカリ性のため油汚れに強く、水にも溶けやすいこと、食洗器用洗剤のなかにはセスキ炭酸ソーダが含まれているものもあることから、食器の汚れ落としにも有効とされています。

食洗機用洗剤の代用品としての使い方は『酸素系漂白剤』でご紹介した手順と同じですが、分量は小さじ2杯程度を目安にしましょう。

食洗機の掃除用洗剤は『クエン酸』で代用できる可能性がある

食洗機の掃除用洗剤は『クエン酸』で代用できる可能性がある

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ここまでは食洗機用洗剤の代用品について解説しましたが、食洗機内部を掃除するための洗剤も、別のもので代用できる可能性があるとされています。そのうちの1つが『クエン酸』です。

クエン酸は酸性であり、中和反応によってアルカリ性の水垢汚れを分解すると考えられています。実際に、食洗機の内部掃除にクエン酸を使う方法を紹介しているメーカーもあるのだとか。

ただし、すべての洗浄機で使えるわけではないようなので、クエン酸で代用できるかどうかは取扱説明書で確認してみましょう。

クエン酸を使う際は、食洗機から食器を取り除いた後、洗剤投入口に大さじ2杯ほどのクエン酸を入れ、標準コースや洗浄コースで運転するだけとされています。

なお、油汚れは酸性の性質を持っており、クエン酸で落とすことは難しく、食器洗いには向かないようです。

また、クエン酸は塩素系の洗剤が混ざると有害なガスを発生させるといわれており、非常に危険とされています。

クエン酸を使う際は、ほかの洗剤と混ぜないよう注意してくださいね。

食洗機用洗剤の代用に適していないもの

食洗機用洗剤の代用に適していないもの

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続いては、食洗機用洗剤の代用品として適していないものを2つご紹介します。

いずれも、使用すると食洗機の故障につながる恐れがあるため注意しましょう。

『食器用洗剤』

『食器用洗剤』は、普段の手洗いには最適ですが、食洗機の代用品には適していないようです。

その理由は、酸素系漂白剤の項目でもご紹介した、泡立ちをよくする『界面活性剤』という成分が多く含まれているためといわれています。

泡立ちがよくなりすぎると、食洗機内部で泡があふれ出す可能性があり、機械の故障や水漏れにつながる恐れが高まるでしょう。

各メーカーの取扱説明書にも「台所用液体洗剤は、少量でも使用しないでください」と明記されているようです。

食器用洗剤はどの家庭にもあり、「食器を洗うための洗剤なのだから、食洗機でも使えるだろう」と考える人もいるかもしれません。そのため、特に注意が必要といえるでしょう。

『重曹』

『重曹』は、掃除や手洗いでの油汚れ落としに便利なアイテムですが、食洗機用洗剤の代用品には適さないかもしれません。

理由には、油汚れが残りやすいことが挙げられます。

食洗機は、節水のために一度使った水を再利用して洗浄する仕組みを採用しているケースが多いようです。

専用洗剤には汚れの再付着を防ぐ成分が含まれているようですが、重曹にはその効果がないとされています。

また、重曹を洗い流しきれずに、白い粉が食洗機内に残る場合もあるでしょう。

その結果、食器の汚れを落とせないだけでなく、食洗機内で重曹の成分が固まり、動作不良や故障の原因になることも考えられます。

ただし、食洗機のなかには重曹で洗えるタイプもあるようです。

「うちの食洗機は重曹を使えるのかな」と気になる人は、取扱説明書で重曹を使用できるかどうかを確認してみましょう。

食洗機用洗剤の代用に関するよくある疑問と回答

食洗機用洗剤の代用に関するよくある疑問と回答

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本章では、食器用洗剤の代用に関するよくある疑問、およびその回答を2つご紹介します。

食洗機は洗剤なしで使える?

食洗機は洗剤なしでも動かせますが、メーカーは専用洗剤の使用を推奨しているようです。

一見すると「お湯の圧力だけでも軽い汚れは落ちそう」と感じるかもしれませんが、実際には油汚れや食べかすが残りやすく、十分に洗浄できない場合が多いでしょう。

さらに、洗剤を使わないと内部に汚れが蓄積し、悪臭故障の原因となることも。

その結果、食器の汚れが落ちにくくなったり、食洗機の寿命を縮めたりする可能性もあるでしょう。

食洗機を長く安全に使い続けるには、洗浄力と衛生面を維持するため、専用洗剤を正しく使うことが大切とされています。

食洗機用洗剤は食器用洗剤として普通に使える?

食洗機用の専用洗剤と食器用洗剤は、同じ食器を洗う洗剤でも成分の配合が異なるため、互いに代用は避けましょう

前述の通り、食器用洗剤には『界面活性剤』が多く含まれているため、食洗機に使うことは避けるべきといわれています。

一方で、食洗機用洗剤の場合は、「手洗いする時の食器用洗剤として使っても問題ないだろう」と考える人もいるかもしれません。しかし、食洗機の専用洗剤は機械で洗うことを想定して作られており、肌への優しさよりも洗浄力を優先しているのだとか。

食器を手洗いする際に使うと、洗浄力が強すぎて手荒れの原因となってしまうかもしれません。

食洗機の専用洗剤を誤って食器用洗剤の容器に詰め替えてしまった場合は、破棄したほうがよいといえるでしょう。

食洗機用洗剤の代用品は非常手段として使おう

食洗機用洗剤の代用品には、食器洗いにも使える『酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)』や『セスキ炭酸ソーダ』、食洗機内の汚れを落としたい場合には『クエン酸』を使うなど、いくつかの種類があるようです。

ただし、各メーカーは専用洗剤の使用を推奨しており、機種や使い方によっては食洗機の故障につながる恐れもあるため、注意が必要とされています。

食器を洗う際はもちろん、食洗機内部の汚れを落とす際も専用洗剤を使うことが基本です。代用品は非常手段として、特徴を理解したうえで自己責任のもと使いましょう。


[文・構成/grape編集部]

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