単調な作業が癒しに?香ばしい『炒り玄米』がくれる意外な満足感
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吉元由美の『ひと・もの・こと』
作詞家でもあり、エッセイストでもある吉元由美さんが、日常に関わる『ひと・もの・こと』を徒然なるままに連載。
たまたま出会った人のちょっとした言動から親友のエピソード、取材などの途中で出会った気になる物から愛用品、そして日常話から気になる時事ニュースなど…さまざまな『ひと・もの・こと』に関するトピックを吉元流でお届けします。
玄米が苦手、なので…
炒り玄米を作りました。
50℃のお湯で玄米を洗い、しばらく浸けておく。
50℃という温度がポイントで、こうすることで玄米がどうも活性化するらしい。
もしかしたら玄米を発芽させてから炒るとさらに栄養価が高まるのかもしれません。
なぜだか理由はわからないのですが、無性に玄米を炒りたい。だから発芽するまで待っていられない。
この衝動は、試験勉強をしている真夜中に掃除を始める衝動にも似ていて(別に仕事が詰まっていたわけではないのですが)、炒りたい、炒ってみたいという思いに駆り立てられたのでした。
フライパンを熱し、玄米を1合半。木べらでシャッシャッと炒ること10分、まだそれほど色は濃くなっていない。
玉ねぎを飴色に炒めるときのように、焦らず、根気よく。
無心になって、ただただ手を動かす。
しかし、無心を意識するほど、脳内に雑念がポップアップのように現れるのでした。
そもそも、なぜ炒り玄米?
玄米にはミネラル、食物繊維などの栄養素が豊富に含まれています。
代謝を助け、完全栄養食とも言われています。
それとは別に、自然派、健康志向、意識の高い人が玄米食にしているというイメージがあり、白いごはんが大好きな私は、ちょっと引け目を感じているのか。
30年前に断食道場へ行ったとき、「白いものを食うやつはバカだ。白米食うな。パンは食べるな。砂糖を摂るな。牛乳飲むな」と言っていたおっかない先生の話を思い出したり。
白いごはんが好き、と言うと、健康のこと、体のことはお構いなしに欲望のまま生きていると思われるのではないか。
考えすぎだと思いつつ、単調な作業をしながらふとそんなことが脳内ポップアップで現れるのです。
気の迷いのようにそんなことを思いながら、一方では白いごはんを断つつもりはまったくない自分がいるわけです。
我が家が意識高い系だと思われているのか、玄米をたくさんいただきます。
そこで思いついたのが炒り玄米。白米を炊くときにばらばらと投入。
白米好きの罪悪感が少し紛れるか。
それよりも、少しでもミネラルや食物繊維を摂れますように。
さて、そんな雑念にまみれながら炒ること15分、玄米はだいぶ茶色になり、香ばしい香りがしてきました。
遠慮気味に弾けてきたのを確認し、炒り作業は終了。
何かあったときには炒り玄米をぽりぽりと食べ、栄養満点の保存食にもなる。
早速、白米にパラパラと混ぜて炊いてみました。
何だか、とても体にいいものをいただいているような満足感を得ている自分が滑稽すぎました。
炒り玄米瞑想、炒り玄米内観。
淡々とした作業にさらに創造性をプラスするのは、なかなか良い時間になりました。
ということで、翌日に妹たちにもお福分け、炒り玄米内観となりました。
いのちを紡ぐ言葉たち かけがえのないこの世界で
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※記事中の写真はすべてイメージ
作詞家・吉元由美の連載『ひと・もの・こと』バックナンバー
[文・構成/吉元由美]
吉元由美
作詞家、作家。作詞家生活30年で1000曲の詞を書く。これまでに杏里、田原俊彦、松田聖子、中山美穂、山本達彦、石丸幹二、加山雄三など多くのアーティストの作品を手掛ける。平原綾香の『Jupiter』はミリオンヒットとなる。現在は「魂が喜ぶように生きよう」をテーマに、「吉元由美のLIFE ARTIST ACADEMY」プロジェクトを発信。
⇒ 吉元由美オフィシャルサイト
⇒ 吉元由美Facebookページ
⇒ 単行本「大人の結婚」