ハワイで挙式を行った際の、サプライズ 母の隣に立っていた人物に「泣けて泣けて」
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臨時休業をした整体院 入り口にあった『貼り紙』に「これは仕方ない」「いい職場」2024年11月14日に、ある理由で臨時休業をした、同店。 「お許しください」といった言葉とともに、臨時休業を知らせる貼り紙を、Xのアカウント(@msgCura)で公開したところ、大きな注目を集めることになりました。
買った花束を店に置いていった女性 その後の展開に「鳥肌が立った」買った花束を店に置いていった女性 その後の展開に「鳥肌が立った」
吉元由美の『ひと・もの・こと』
作詞家でもあり、エッセイストでもある吉元由美さん。先生の日常に関わる『ひと・もの・こと』を徒然なるままに連載。
たまたま出会った人のちょっとした言動から親友のエピソード、取材などの途中で出会った気になる物から愛用品、そして日常話から気になる時事ニュースなど…様々な『ひと・もの・こと』に関するトピックを吉元流でお届けします。
サプライズは愛!
What’s up sisters.
毎年必ずお互いのお誕生日をお祝いする仲間たちがいます。アーティストの杏里を中心に集まった女性たち、いろいろな分野で活躍する素敵な仲間です。それぞれの物語をお互いに共有しながら、30という時を重ねて来ました。
8月31日は杏里の誕生日。みんなで食事をする以外に何か喜んでもらえることはないか…と、毎年サプライズを考えます。ずいぶん前、レストランを貸し切って仕事関係の人も参加するパーティーを開きました。Happy Birthday to Youを歌いながらケーキを運んだのですが、その時にヘリウムガスを吸って歌うなど(危険ですね)、小技を織り込んでみました。
デビュー25周年の内輪のお祝いの時は、杏里が会いたがっていた人がアメリカから来てくれる…という大サプライズ。これは杏里のお母様の発案でした。愛にあふれたサプライズ、それはお母様からの大きなプレゼントだったのです。
暗いレストランの個室で、リアルな動物のかぶり物をして不気味な雰囲気で杏里を待っているとか、もはや私たちのサプライズにはかぶり物は必須アイテムです。
そして今年の誕生日。不思議な雰囲気のアジアンレストランでわいわいと食事をしていると、ジャック・スパロウが乱入。そう、あのパイレーツ・オブ・カリビアンのジャック・スパロウです。
「え、ええー!なに?なに?」
と杏里が驚いている間に、マジックが始まります。そう、彼はジャックマジシャンというプロのマジシャン。マジックをして帰るはずだったジャックマジシャンは、二次会、三次会までおつきあいくださり、サプライズ以上の会になりました。
どうしたら喜んでもらえるかということを考えると、わくわくします。大好きな人にプレゼントを買う時にもわくわくしますよね。このような利他的な気持ちになると、愛情ホルモンと呼ばれているオキシトシンが分泌されます。そして、愛や思いやりの気持ちがあふれます。私は、人間がそのような仕組みに作られていることに感動します。この世界を創られたどなたかの計画はすごいなあと思います。利他的な気持ちが幸福感をもたらすように、私たちはできているのですね。また、サプライズやプレゼントをすることは、自分にとっても嬉しいことです。その人が驚いて、喜ぶことをする。すると幸せ感が高まる。お互いに幸せで、愛と信頼の気持ちが交流する。そう、サプライズは愛なのです。
私がもらった最高のサプライズ。21年前、ハワイで挙式した時のことです。東京とロサンゼルスから友人たちが式に参列してくれました。式が終わり、また祭壇に戻って誓約書にサインをする時、ふっと前列を見ると母のとなりに杏里が座っていたのです。私の人生最大のサプライズ。内緒で友人たちがセッティングしてくれていたのでした。誓約書にサインをする時、私は泣けて泣けて。親戚は結婚に感動して泣いていると思ったかもしれませんが、私はこのサプライズに泣いていたのでした。
サプライズは愛。
「喜んでもらいたい」
こんな気持ちが世界にあふれたら素敵だなあと、秋になりかけた空を見上げながら夢想するのでした。
[文・構成/吉元由美]
吉元由美
作詞家、作家。作詞家生活30年で1000曲の詞を書く。これまでに杏里、田原俊彦、松田聖子、中山美穂、山本達彦、石丸幹二、加山雄三など多くのアーティストの作品を手掛ける。平原綾香の『Jupiter』はミリオンヒットとなる。現在は「魂が喜ぶように生きよう」をテーマに、「吉元由美のLIFE ARTIST ACADEMY」プロジェクトを発信。
⇒ 吉元由美オフィシャルサイト
⇒ 吉元由美Facebookページ
⇒ 単行本「大人の結婚」
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