市川海老蔵「麻央は進行性の乳がん」　家族一丸で歩んだ１年８ヶ月を記者会見で

「人間ドッグで。夫婦２人で一緒に行き、同じような結果だった。結局、僕は問題なかったが、麻央の結果は良くなかった」

「進行具合に関しては早いスピードのもの」

「欠席も検討した。２人で話し合い、本人の希望もあって出席することにした」

「比較的深刻ではある。現在は抗がん剤治療を行い、手術をする方法を模索して頑張っている」

「入院はずっとしている。最近は通院という形で抗がん剤治療を継続している」

「期間が長いので、特に長女は状況が少しずつ分かってきている。分かってきたなりに踏ん張って、頑張っている」

「誰よりも本人が辛いはず。小さい子どものそばにいられない気持ち。これは計り知れない。明るく振る舞っているが、彼女の本当の気持ちまでは…いまここでは」

「病気どうこうではなく、ただ、一緒に楽しい時間を過ごしている」

「公にするかどうかは麻央と相談した。子どもへの影響も考慮し、極秘にしていた。子どもが寝た後、自分が出掛ける時。さまざまな時に麻央の存在の大きさを、ひどく痛感している」

「そこに至らないので、いま抗がん剤治療を行っている状況」

「日本橋のホテルで。正直、途方に暮れた。だが、舞台はやらなければいけない。麻央本人は、気丈で、冷静にものを見ていた。時が忘れるような、放心状態のような時間を２人で過ごした」

「関係あるようで、ないようなもの。まあ、少しでも麻央へ良い影響があれば。麻央のお姉さんの麻耶さんも体調を崩している。家族一丸となって、頑張りたいという気持ち。

姉妹２人とも頑張り屋で、素晴らしいと思う。その瞬間、瞬間を大切にしていきたい。これからも闘病生活はまだ続くので、自分に喝を入れるために得度を受けたと捉えてもらっても構わない」

「病気なので、ポジティブな面もネガティブな面もある。私としては、元気がない時に、楽しい話、くだらない話、『元気になれるよ』という話をしている。

仕事柄、そばにいられないこともある。そんな時は電話で話すことも。そんな日々を過ごしながら、お互いを支え合っている。彼女の辛い面をバックアップできればと思っている」

「食欲がある時もある。そういう時に、色々な見解はあるが、私としては好きなものを食べさせてあげたい。そういう時は一緒にご飯に行っている。それぐらいかな。あまり要望はない」

「子どもに対し『申し訳ないな』という気持ちが強いように見える。子どもにとっても重要な時期なので。人生の選択をする時期でもあるワケで。

自分がそばにいて、子どもを導いてあげられないことを残念に思っているのではないかと思う」

「長い。とはいえ、これからもまだ闘病生活は続く。各々が忍耐のいる１年８ヶ月だった。そして、各々が悲しんだ１年８ヶ月だった。

『公にしない』ということも大変だったし、病気自体も大変なもの。麻耶さんも、私も、色々あった。この１年８ヶ月もの間、公にならなかったことはある意味、奇跡なのかな、と。

できれば、元気になるまでは、公にならず、家族で支えたかったという気持ちもある。一方で、ほっとした部分もある。

どちらにしても、これからも全面的に支えていく。病気が治っても、またそれからずっと支えていきたい。家族にとって『この時間は良い時間だったね』と言えるように日々を積み重ねていきたい」