「妹ではなく私を召せばよかった」 小林麻耶の告白に考えさせられる
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2017年6月にこの世を旅立った、フリーアナウンサーの小林麻央さん。
進行性のがんで闘病していた麻央さんの訃報に、多くの人から悲しむ声が上がりました。
最愛の家族の突然失った悲しみは大きな影を落とし、なかなか家族の心から消えないものです。それは、姉である小林麻耶さんも同じでした。
小林麻耶の『告白』に、生きるとは何か考えさせられる
ある日、ニュースを見ていた麻耶さんの心に深く刺さったのは、肝臓がんで闘病していた山下弘子さんの訃報。
19歳で余命半年と宣告された山下さんは、世界各国をまわったり、講演活動や書籍の出版を行ったり、いろいろなことにチャレンジしてきました。
がんを宣告されてから2018年3月に旅立つまでの5年間、山下さんが伝え続けたメッセージは『今を生きる』だったといいます。
山下さんのVTRを見て、ブログで自身の気持ちを告白した麻耶さん。
きっと、麻央さんの夫である市川海老蔵さんや、長女の麗禾(れいか)ちゃん、長男の勸玄(かんげん)くんの姿を見て、何度も心を痛めていたのでしょう。
そして、悲しむ3人を見ているうちに「自分ならよかったのに」と思い詰めるようになったのかもしれません。
しかし山下さんの『今を生きる』というメッセージを見て、麻耶さんはこう思うようになったといいます。
時に自己犠牲的な考えに陥ってしまっていた麻耶さんは、山下さんのメッセージによって前向きになることができたようです。
「いまを生きるしかない」という言葉は、自己犠牲的な考えをやめる決意表明のようにも感じられます。
麻耶さんの思いをつづった投稿に、400件以上のコメントが寄せられました。
・麻央さんの命も、麻耶さんの命も同じ重みです。「代わりに」なんて考えないでください。
・『今を生きる』…素晴らしい言葉です。自分も、今日からはしっかり頑張って生きようと思います。
・麻耶さん大丈夫ですか?つらい時はゆっくり休んでくださいね!
・人が生かされているのには意味があると思います。命ある限り、歩き続けたいです。
確かに、麻央さんの旅立ちによって海老蔵さんや麗禾ちゃん、勸玄くんはつらい思いをしました。
ですが、もし麻耶さんが『代わり』になったとしても、残された麻央さんや周囲の人は悲しんだことでしょう。
尊い命に『代わり』はないこと。そして、生きているということは何か意味があること…そのことに気付かされます。
[文・構成/grape編集部]