母鳥…じゃない! ツルのヒナに水の飲み方を教えているのは?「感動した」
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「子は親を見て育つ」といわれるように、野生動物は親から生きる術を教わります。
では、親がいない動物の子供はどうすればいいのでしょうか。
ツルのヒナに水の飲み方を教えているのは…?
南アフリカにある野生動物の保護施設『フリーミー・ワイルドライフ』では、ケガをしたり、孤児になったりした動物に治療やリハビリを行い、野生に帰す手助けをしています。
この施設に、脚をケガしたホオカザリヅルのヒナが保護されました。
ヒナは脚を骨折していましたが、治療の甲斐あって順調に回復していきます。
その過程で、ヒナに野生で生きるための術を教える必要がありました。
本来なら母鳥がヒナにエサの獲り方などを教えますが、このヒナは孤児なのだそう。
そこで施設のスタッフは、ヒナを育てるためにあるアイディアを思い付きます。
そのアイディアとは…。こちらの動画をご覧ください。
ツルのヒナのそばに立っているのは…ホオカザリヅルの成鳥と同じ色合いの衣装を着たスタッフのネイサンさん。
腕にはホオカザリヅルの顔にそっくりのマペットを装着しています。
彼がマペットのクチバシで池の水を突くと、それを見たヒナがマネをして水を飲み始めました!
ネイサンさんはこうして、母鳥になったつもりでヒナに水の飲み方を教えていたのです。
それだけではなく、脚のケガが治ったヒナに飛び方の指導もスタート。
全速力で逃げるネイサンさんを、ヒナは初めは走って追いかけていました。
そして数週間の練習を重ねた結果、ついにヒナが羽を広げて飛んだのです!
※動画はInstagram上で再生できます。
これらの動画には、『フリーミー・ワイルドライフ』の野生動物に対する献身的な世話への称賛の声が上がりました。
・素晴らしい方法だね。見ていて幸せな気持ちになったよ。
・すぐに真似して水を飲み始める赤ちゃんがかわいくて感動した。
・母親の動きがとても正確だね。動物のことをよく知っているのが分かる。
ヒナはツルの衣装を着たネイサンさんをすっかり母親だと信じて、立派に成長しているそうです。
2025年2月末の時点で、ヒナは生後6か月になり、野生に帰す準備ができたとのこと。
ネイサンさんから教わったことを実践しながら、きっと野生でもたくましく生きていくことでしょう。
[文・構成/grape編集部]