お湯張りで最初に出るお湯、捨てる?ためる? 給湯機器メーカーに聞いた『正解』は…
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風呂のお湯張りをする際、最初にお湯がゴボゴボッと出てきた後に一度止まり、その後にまたお湯が出てくることはありませんか。
この最初に出てきたお湯は、配管の中に残っていたお湯だといわれていますが、本当なのでしょうか。
本当なら最初に出てくるお湯は、流したほうがいいのか気になるところ。
自動お湯張りで『最初に出てくるお湯』について、給湯機器メーカーの株式会社ノーリツ(以下、ノーリツ)に聞きました。
『最初に出てくるお湯』の正体とは
ノーリツに「最初に出てきたお湯は、配管の中に残っていたお湯なのか」と聞いたところ、以下の回答がありました。
基本的にはその通りです。
前回のお湯張り時に『自動保温』や『追い焚き』などを設定した場合、浴槽のお湯を給湯器に戻して、加温し、また浴槽に出しています。
そのため、配管内には浴槽のお湯、すなわち『残り湯』がある状態です。
次にお湯張りした場合、最初にこの『残り湯』が押し流されるといった仕組みです。
ちなみに、最初にお湯が出たり止まったりするのは、残り湯の量を確認しているためで、故障ではありません。
やはり最初に出てくるお湯は、配管の中に残っていたお湯だったようです。
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『最初に出てくるお湯』は捨てたほうがいいのか
では、お湯張り時に最初に出てくる『残り湯』は捨てたほうがいいのでしょうか。
残り湯には、皮脂汚れやさまざまな菌が存在しています。
入浴後のお湯をひと晩そのままにしておくと、1000倍にまで雑菌が増殖するといわれるほど、残り湯は雑菌が繁殖しやすい環境になっています。
しかし、 これらの菌は人の身体に由来する菌(常在菌)であり、身体に付いていても問題がないとされています。そのため健康な大人であれば、それほど心配することはございません。
とはいえ、せっかく新しいお湯でお風呂を沸かすのに、菌が含まれた残り湯が入ってしまうことは、衛生面上あまりおすすめとはいえません。
続けて、このようなアドバイスももらいました。
そのため『初めに出てくる残り湯を流してからお湯張りを行う』『配管内にお湯が残ってしまわないように、前日の入浴後に浴槽と配管の残り湯を流しておく』といった方法がよいでしょう。
ちなみに、給湯器の中には、配管の中の残り湯を自動的に流してくれる機種もあるそうです。
例えば、弊社製の給湯器の一部機種などには『自動ふろ配管クリーンモード』といって、浴槽の排水栓を抜くと、自動で風呂配管内の残り湯を新しいお湯で洗い流す機能があります。
この機能を活用することで、次にお湯張りをする時に、新しくきれいなお湯でお風呂を沸かすことができます。
また、『自動ふろ配管クリーン』に対応していない機種でも、リモコンの操作によって、手動で配管クリーンを作動させることが可能な場合があります。
取扱説明書に手順が記載されているので、ぜひ確認してみてください。
自動お湯張りで『最初に出てくるお湯』は配管の中に残っていたお湯でした。
「別に気にしない」という人もいるかもしれませんが、衛生面を考慮すると流したほうがよいでしょう。
[文/大西トタン@dcp・構成/grape編集部]