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朝食に買った『紙包み』に入っていたのは? 「これで160円」「日本でも売ってほしい」

By - 伊藤ゆい  公開:  更新:

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マレーシアのナシレマ(撮影:grape編集部)

撮影:grape編集部

国によって朝食の文化はさまざま。日本では、朝食を家で済ませられない時、コンビニエンスストアでおにぎりやサンドイッチを買って食べることがあるでしょう。

また、喫茶店などの飲食店で『モーニング』を楽しむ人もいますよね。

マレーシアの朝食事情

マレーシアでは、朝食を外で済ます人が多く、レストランや屋台が朝からにぎわっています。

さっぱりとした麺料理やお粥の店のほか、『経済飯(エコノミーライス)』といって、ご飯や麺に好きな惣菜をのせる簡単なビュッフェ形式の朝食も人気。容器をもらって持ち帰りもできますよ。

マレーシアのエコノミーライス(撮影:grape編集部)

撮影:grape編集部

紙に包まれた『シンプルな朝食』

マレーシアのボルネオ島に暮らす筆者。渡航してまだ間もない頃、飲食店の店先で売られている、紙に包まれたおにぎりのような形の食べ物に目が留まりました。

店員に聞くと、『ナシレマ』と呼ばれる定番の朝食だそうです。1つあたり日本円で160円ほどと手頃だったので、試しに2つ買ってみました。

マレーシアのナシレマなど(撮影:grape編集部)

撮影:grape編集部

マレーシアの国民食『ナシレマ』

マレー語で『ナシ』はご飯、『レマ』は油や脂質を指す言葉とのこと。名前だけ聞くと、なんだか脂っこい食べ物が入っていそうな気がしますね。

持ち帰った包みを開けてみたところ…。

マレーシアのナシレマ(撮影:grape編集部)

撮影:grape編集部

なんだかボリューミーなご飯…!

ご飯の上に謎の赤いソースとゆで卵がのっていました。赤いソースを広げると、中にはピーナッツや小魚のフライが入っています。

調べてみると、この赤いソースは『サンバル』という辛み調味料とのこと。トウガラシのほか発酵したエビのペーストなどが入っていて、マレーシア料理には欠かせないのだとか。

ココナッツミルクで炊かれたご飯に、サンバルやほかの具をよく和えて食べると、ピリッと甘辛い味や、カリカリッとした食感などが調和して、クセになるおいしさでした。

『ナシレマ』の味や具材はさまざま

ナシレマは店によってサンバルの味や具材が異なります。後日別の店で食べたものには、キュウリやイカ、チキンなどのフライが添えられていました。

マレーシアのナシレマ(撮影:grape編集部)

撮影:grape編集部

また、店によっては紙でなくバナナの葉で包まれているナシレマもあるとか。

価格も手頃なものからちょっと高級なものまでさまざまです。現地を訪れたら味を比べてみるのもおすすめですよ。

もう1つの包みを開けると?

ちなみに、2つ買った包みのもう1つには、ナシレマではなく麺料理が入っていました。

マレーシアの麺料理(撮影:grape編集部)

撮影:grape編集部

筆者が調べてみたところ、こちらは『ミーシアム』と呼ばれる料理で、米粉の麺を炒めた焼きそばのようなものが入っています。

食べてみると、甘辛いけれどさっぱりとした酸味も感じました。

今回買ったのは具材なしのシンプルなものでしたが、店によっては、揚げ豆腐やモヤシ、キュウリ、ゆで卵などが入っているのだとか。

具材が少なめだったのは、ほかの惣菜を別で注文することが前提だったのかもしれませんね。

日本でいうと、おにぎり的な存在ともいえる、マレーシアのナシレマ。見かけによらず、意外にさっぱりと食べられるのが魅力です。

サンバルソースやココナッツミルクなどの材料は日本でも購入できるので、休日に作ってみるのも楽しいでしょう!


[文・構成/grape編集部]

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