原作独特の絵をどう映像に? 『レゼ篇』制作陣がイベントで明かした、意外な背景【徹底レポ】
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興行収入が100億円突破! 大ヒットの『チェンソーマン』制作陣がトークショー【秘話】大ヒット公開中の劇場版『チェンソーマン レゼ篇』の制作陣が語る名シーンや演出裏話をレポート!吉原達矢監督らが明かす、デンジの表情のこだわりなどを詳しく紹介します。

鬼滅・伊黒小芭内は実在した!? クオリティが高すぎるコスプレに「これは本物」2025年7月18日に公開された、漫画『鬼滅の刃』を原作とするアニメ映画『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』。同映画にも登場し、原作を通じてひときわ大きい存在感を放つのが、『柱』と呼ばれる最高位の剣士たちです。同年8月5日、ビスケ(@his_ke)さんは、そんな『柱』の1人にふんしました。






ファンから、作品内で特に手ごたえがあったシーンについて質問があると、吉原さんと中園さんがこのように明かしました。
吉原:原作ありきのストーリーを作る中で、原作を読んだ時以上に面白く観て欲しい、という思いがあったんです。原作の魅力を最大限引き出しながら、アニメならではの要素として盛り込んだレゼの小芝居などは印象的です。
また『ライブ感』のあった現場だからこそできたのですが、もともとのコンテになかったシーンをアドリブで入れています。
終盤にアドリブ要素が増えて大変になり、「なんでこんなことをしてしまったんだろう…」と後悔することもありましたが…(笑)。結果的には面白くなってよかったですね。
中園:一番はやはり、デンジとレゼのデートシーンですかね。
後は、デンジとマキマのデートシーンも印象的です。デンジの胸元にマキマが耳を当てて、心の音を聞くのは、原作を知らない人からすればなまめかしいかもしれませんが、原作を知っている人からすれば「あっ」となるシーンのはずです。
そうしたシーンを加える遊び心も意識していましたね。
2人の話からは、原作ファンはもちろん、原作を知らない人にも届くよう、細かな表現にまでこだわっていたことがうかがえます。
ファンへ送るメッセージ 「『レゼ篇』の勢いを生かして…」
最後に3人は、会場に足を運んだ多くのファンに向けて、メッセージを送りました。
牛尾:この後もチェンソーマンの話は続いていきますが、レゼはみなさんの心に残る『呪い』になったでしょうか。この映画を、このまま心の中で愛し続けていただければ嬉しいです。
中園:作中のシーンでマキマが言ったように、みなさんにとって『10年に1本の映画』になっていたら嬉しいです。感謝しかありません。
吉原:原作も2部が連載中です。『レゼ篇』で得た勢いを生かして、原作の衝撃的な展開を、アニメとしてより楽しく、面白く描いていけたらなと思います。映画をきっかけに原作を知った『新規層』が増えることも、クリエイター冥利に尽きます。
これからも応援よろしくお願いします。
撮影:grape編集部
トークショーの取材を終えて 感じた制作陣の『情熱』
映画を鑑賞し、『チェンソーマン』の多彩なキャラクターの魅力や、映像・音楽の美しさにすっかり引き込まれた筆者。
チームワーク抜群な制作陣による綿密な設計と情熱が注ぎ込まれていたことが、今回のトークショーから改めて伝わってきました。
スタッフそれぞれが立場を超えて意見を交わし、試行錯誤を繰り返してきた積み重ねが、映画史に残る作品の圧倒的な完成度を支えているのでしょう。
多くのファンが何度も劇場に足を運ぶ理由も、そこにあるのかもしれません。
果たしてこの先、『チェンソーマン』のどんな映像体験が表現されていくのでしょうか…。続編に期待せずにはいられませんね!
[文・構成・取材/grapeマンガ編集部 しぶちゃん]