「私は今日、売春婦にされました」18歳の少女が、自身の写真を投稿した理由は… By - grape編集部 公開:2016-09-22 更新:2018-08-29 バス差別 Share Post LINE はてな コメント 出典:Facebook フランスのトゥーロンに住んでいる、モード・ヴァレーさん。18歳の彼女は、この街にある学校に通う勤勉な学生です。 そんな彼女は、ある日激しい怒りと悲しみを感じる出来事に遭遇しました。 ショートパンツを履いていただけで『売春婦』!? 2016年6月14日の17時、モードさんはバスに乗っていました。日ごろの疲れを癒すべく、海に行った帰りだったのです。 ぼんやりとしながらバスに揺られていると、突然5人の女性がモードさんを取り囲みました。 「なに?そのショートパンツ。この売春婦!」 初対面の人間にひどい暴言を投げかけられ、モードさんは呆然とします。 彼女が履いているショートパンツは決して短すぎるわけではありません。それに、今は17時。夜遅くに出歩いていたわけでもないのです。 5人の女性から、ひどい嫌がらせを受ける ショックを受けているモードさんに対し、暴言を吐き続ける女性たち。運転手に助けを求めようとしても、足を使って阻止してきます。 挙句の果てに「パンティ女!」と呼ばれ、我慢の限界になったモードさんはこう返します。 「この街の男性だって、上半身裸で外を歩いている人がいるじゃない。なのに、誰も悪く言わないわよね? どうして私がショートパンツを履いているだけで、売春婦呼ばわりされなきゃいけないの!?」 怒りに打ち震えながら、5人の女性たちに言い返したモードさん。すると、5人のうちのひとりはこう言いました。 「ねぇ、アナタ女でしょ?自分の身体を守ろうとか思わないわけ?」 一見もっともらしい言葉を口にして、モードさんを取り囲んで暴言を吐き続ける女性たち…。しかし、モードさんが周囲を見渡しても他の乗客は全員知らんぷりをしています。 「誰も助けてくれない…」そう悟ったモードさんは、バスから降ります。しかし、彼女たちは後をつけてきたのです! 危険を感じたモードさんは、通りすがりの男性に助けを求めました。さすがに女性たちは引き下がりましたが、モードさんは恐怖で震えていました。 「私は売春婦です」 モードさんは、帰宅すると今日の出来事を自身のFacebookに投稿。そして、こんな画像を添付しました。 Je suis en colère ce soir. Nous sommes en 2016 et je viens de me faire agresser parce que je portais un short. Oui, un…Maude Valletさんの投稿 2016年6月13日 こんにちは、私は売春婦です。 その後、モードさんは裁判所に訴状を提出。バスに乗っていた時間や外見の情報によって、あの場にいた6人の目撃者を証人にすることができました。 彼女の投稿は多くの女性の心をうち、特に若い女性たちから数多くの応援のメッセージが寄せられています。 確かに、ヨーロッパはミニスカートやショートパンツに対しての目が厳しい傾向があります。しかし、そういった偏見を初対面の人間にぶつけるのは悪いことです。 モードさんの勇気ある行動によって、こういった偏見がなくなることを願います。 出典 Maude Vallet Share Post LINE はてな コメント
フランスのトゥーロンに住んでいる、モード・ヴァレーさん。18歳の彼女は、この街にある学校に通う勤勉な学生です。
そんな彼女は、ある日激しい怒りと悲しみを感じる出来事に遭遇しました。
ショートパンツを履いていただけで『売春婦』!?
2016年6月14日の17時、モードさんはバスに乗っていました。日ごろの疲れを癒すべく、海に行った帰りだったのです。
ぼんやりとしながらバスに揺られていると、突然5人の女性がモードさんを取り囲みました。
「なに?そのショートパンツ。この売春婦!」
初対面の人間にひどい暴言を投げかけられ、モードさんは呆然とします。
彼女が履いているショートパンツは決して短すぎるわけではありません。それに、今は17時。夜遅くに出歩いていたわけでもないのです。
5人の女性から、ひどい嫌がらせを受ける
ショックを受けているモードさんに対し、暴言を吐き続ける女性たち。運転手に助けを求めようとしても、足を使って阻止してきます。
挙句の果てに「パンティ女!」と呼ばれ、我慢の限界になったモードさんはこう返します。
「この街の男性だって、上半身裸で外を歩いている人がいるじゃない。なのに、誰も悪く言わないわよね?
どうして私がショートパンツを履いているだけで、売春婦呼ばわりされなきゃいけないの!?」
怒りに打ち震えながら、5人の女性たちに言い返したモードさん。すると、5人のうちのひとりはこう言いました。
「ねぇ、アナタ女でしょ?自分の身体を守ろうとか思わないわけ?」
一見もっともらしい言葉を口にして、モードさんを取り囲んで暴言を吐き続ける女性たち…。しかし、モードさんが周囲を見渡しても他の乗客は全員知らんぷりをしています。
「誰も助けてくれない…」そう悟ったモードさんは、バスから降ります。しかし、彼女たちは後をつけてきたのです!
危険を感じたモードさんは、通りすがりの男性に助けを求めました。さすがに女性たちは引き下がりましたが、モードさんは恐怖で震えていました。
「私は売春婦です」
モードさんは、帰宅すると今日の出来事を自身のFacebookに投稿。そして、こんな画像を添付しました。
こんにちは、私は売春婦です。
その後、モードさんは裁判所に訴状を提出。バスに乗っていた時間や外見の情報によって、あの場にいた6人の目撃者を証人にすることができました。
彼女の投稿は多くの女性の心をうち、特に若い女性たちから数多くの応援のメッセージが寄せられています。
確かに、ヨーロッパはミニスカートやショートパンツに対しての目が厳しい傾向があります。しかし、そういった偏見を初対面の人間にぶつけるのは悪いことです。
モードさんの勇気ある行動によって、こういった偏見がなくなることを願います。