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『放送局』『家電製品』『フィギュア』の3社がラジオを作るとこうなる!

By - grape編集部  公開:  更新:

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ニッポン放送アナウンサー・吉田尚記さんの「カッコいいラジオが欲しい」という、ひと言から開発が始まったラジオ『Hint(ヒント)』の完成披露発表会が行われました。

3千万円越えの支援

『Hint』は、オールナイトニッポンなどでお馴染みの『ニッポン放送』、革新的な家電製品を作製する『株式会社Cerevo』、さまざまなフィギュアを手掛ける『株式会社グッドスマイルカンパニー』の3社が、共同で開発したワイドFM対応ラジオです。

量産するにあたり、クラウドファンディングの『CAMPFIRE』で、1千300万円の支援を募集したところ、支援者数1250人、支援金3千万円越え、と大幅に目標を達成。

斬新なデザインやラジオに新しい価値を与える新機能など、大きな注目を集めました。

吉田さんの司会で始まった発表会には、株式会社Cerevo代表取締役・岩佐琢磨さん、株式会社グッドスマイルカンパニー代表取締役社長・安藝貴範さん、SF.Incのデザイナー・メチクロさんが登壇。開発の苦労話などを披露しました。

斬新なデザインのため、量産工場でのトラブル、金型の作り直しといった、イレギュラーな問題が発生していたようです。

安藝さんは、縦型ラジオをデザインしたメチクロさんに「なんでこんなデザインにしたんだ」と、機構設計の難しさを笑いを交えながら説明。「冷静に考えると作ってはいけない設計です」と話していました。

声にこだわった音作り

『Hint』という単語には、発見や気付きという意味以外にも「気配」という意味があるのだとか。

スピーカーは360度、部屋のどこにいてもクリアな音が届く、無指向性スピーカーを内蔵。人の気配をより感じてもらえるよう、「声」が一番心地よく聞こえる設計になっています。

ほかにもAM放送でも雑音が少なく聞きやすい、ワイドFMに対応していたり、スマホの音をワイヤレスで再生する、Bluetoothスピーカー機能が付いていたりと、充実の機能。

また、いままでのラジオにはない機能として、DTMF音(電話のピポパ音)を流すと、ラジオから任意のURL情報をスマホへ送れる『BLEビーコン』が搭載されています。

さらに、多くの支援金を集めることができたため、1WAYスピーカーを3WAYスピーカーに増やしたり、本体充電機能が付いたりとハード面での強化もできたそうです。

ちょっと変わった動作ガイド

発表会には、『限定モデル』の声を担当した、野島健児さん、中村繪里子さん、田所あずささんの3人の声優さんも登壇しました。

限定モデルは、クラウドファンディングのみで販売された、動作ガイド音が声優さんの声になっているモデルです。

野島さんモデルでは、「モビルスーツをイメージ」した声、中村さんモデルは「あざと可愛い」声、茨城県出身の田所さんモデルは、茨城弁で動作ガイドがしゃべります。

田所さんは可愛い感じの声もたくさん収録したそうですが、茨城弁が使われたことに不満を漏らしていました。

一般販売は9月から

クラウドファンディングでの購入はすでに終了していますが、2017年7月20日より、一般販売の先行予約を受付。2017年9月初旬より販売を開始することになりました。

ニッポン放送、グッドスマイルカンパニー、Cerevoの3社のWebページに加え、全国のビックカメラ、コジマ、ソフマップのラジオ取り扱い店舗にて先行予約が可能です。

部屋のどこいても声が心地よく耳に入り、いままでにないラジオの使い方ができる『Hint』。

常に人の声に触れていたい、何かをしながらラジオが聴きたい人は、ぜひチェックしてみてくださいね。

Hint

価格:22000円
先行予約:2017年7月20日から
発売日:2017年9月初旬
先行予約受付:ニッポン放送、Cerevo、グッドスマイルカンパニーのWebページにて。
※全国のビックカメラ、コジマ、ソフマップのラジオ取扱店舗でも受付。


[文・構成/grape編集部]

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