婚約者の中古車を売るために、作ったものは? クオリティが高すぎてありえない結末に!
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道路標識、縦読みすると… 1枚に「これは気付かなかった」「面白い看板」目的地の方向や距離、道路上の警戒情報などを視覚的に伝える、道路標識。普段から車を運転する人であれば、頻繁に目にするでしょう。なおき(@528_frs)さんがXに公開した道路標識の1枚に、5万件を超える『いいね』が寄せられています。
北海道のコンビニ 駐車場で撮影した1枚に「怖すぎるだろ…」「五度見したわ」北海道で男性が撮影した1枚。写った光景に道民以外が「ウソだろ…」
車社会のアメリカでは新車はもちろん、中古車も人気があります。しかし古い年式の車となるとやはり値段が大幅に下がり、買い取り手が見つからないということも。
ロサンゼルスに住むキャリーさんは、長年乗っていた愛車を売りに出すことにしました。『グリーニー』という名前をつけて、高校生のころから大切に乗っていた愛車は1996年式のホンダ・アコード。走行距離は14万マイルだといいます。
「こんな古い車を欲しい人が見つかるかしら?」
そう思ったキャリーさんは、婚約者のマックスさんに相談することにしました。
すると、映像ディレクターをしているマックスさんは、なんとキャリーさんのためにグリーニーの宣伝用コマーシャルを制作してしまったのです!
そのCMのクオリティがあまりにも高く、あっという間にネットで話題になりました。
あなたは独特だ。あなたは自分らしいやり方で物事を行う。それがあなたをユニークな存在にしている。
あなたは物を必要としない。自分が自分であることで幸せだから。
あなたはお金に関心がない。欲しいものはすべて持っているから。
これは『車』ではない。これは『あなた』。
それは『ライフスタイル』。あなたの選択だ。
1996年式ホンダ・アコード。
『贅沢は気持ち次第』
美しい海岸線を走り抜けるホンダ・アコード。さらにバックに流れるドラマチックなナレーション。
まるで高級車のCMのような完成度の高さと、1996年式の中古車とのギャップが何ともいえないシュールさをかもし出しています。
マックスさんはこのCM動画をYouTubeに投稿し、『グリーニー』をオークションサイトの『eBay』で売りに出しました。
すると希望価格499ドル(約5万5千円)で始めたところ、5日後にはなんと15万ドル(約1680万円)という破格の金額がついたのです。それはこのCM動画がネットで話題になったからでした。
しかし、この異常な金額の変動に『eBay』側が取引をキャンセル。
すると今度は、CMを気に入った大手中古車販売店『Carmax』からマックスさんに連絡が入ります。
「グリーニーを2万ドル(約224万円)で買い取りましょう」
初めは冗談かと思ったマックスさんでしたが、『Carmax』の申し出は本物。そしてキャリーさんはその申し出を受けて、愛車グリーニーは無事に売れたのです。
「車の販売価格よりCMの製作費のほうが高くついたのでは?」と思ってしまいますが、最終的には、希望を大幅に上回る金額で売ることができたのだそうです。
車が高く売れただけでなく、本気で作ったCM動画を世界中の人たちに見てもらうことができ、作った甲斐があったことでしょう。めでたしめでたしですね。
[文・構成/grape編集部]