オーディションで自宅をバカにされた俳優 見事な対応に称賛の声が殺到
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新型コロナウイルス感染症の影響で、世界では自宅にいながらオンライン会議アプリなどを活用して仕事をする人が急増中。
アメリカのエンターテインメント界でも『Zoom』などを使って映画やテレビ番組の出演者のオーディションを行うケースが増えています。
2020年8月、若手俳優のルーカス・ゲイジは自宅で、ある作品のオーディションをオンラインで受けることになりました。
いざ演技を始めようというその時、彼の耳に信じられない言葉が聞こえてきたのです。
「こういうかわいそうな人たちって、こんな狭いアパートに住んでいるよね。彼の背後を見ると、テレビがあって…」
なんと画面の向こうにいる監督がそばにいる誰かに向かって、ルーカスの住んでいる家を軽んじるようなことをいったのです。
どうやら監督はZoomをミュート(無音)にしていたつもりが、されていなかった様子。
するとそれを聞いたルーカスは気まずそうに苦笑いをして、「ミュート(無音)にしてください」といい、「僕の部屋がひどいのは分かっています。だからどうかこの仕事をください。そうすればもっといいところに住めますから」と笑顔で返したのです。
自分の発言がルーカスに聞こえていたことに気付いた監督が「なんてことだ。本当にごめん」と謝ると、ルーカスは「いいんです。僕は4×4ボックスのようなアパートに住んでいます。どうか仕事をください」を再び笑顔で答えました。
結局ルーカスはこのオーディションに落ちたのだそう。そして彼は自身のTwitterに「もしあなたが悪口をいう監督なら、Zoom会議では悪口がミュートになっているのを確認して」とこの動画を投稿。
するとたちまち拡散され、失礼なことをいわれても笑顔で前向きにオーディションに臨んだ彼の対応が称賛されたのです。
・あなたの対応は気品にあふれていたわ。一緒に仕事ができたら楽しいでしょうね。
・なんていいやつなんだ。俺だったら平手打ちをかましてるだろうな。
・きみはすでに今年のベスト短編映画の1つを作ったね!
またハリウッドで活躍する俳優や監督らからも、ルーカスに共感し、彼を応援する声が殺到。コメント欄には「連絡をくれ。一緒に今後の仕事の話をしよう」といったメッセージも寄せられています。
このハプニングが多くのメディアに取り上げられたことから、失礼な発言をしたのはテレビプロデューサーのトリスタン・シャピロだということが判明。
そしてトリスタンは後日、海外メディア『Deadline』にルーカスに対して謝罪のコメントを掲載し、「『かわいそうな人たち』といったのは経済的な意味ではなく、パンデミックのせいでオーディションを自宅で受けなければならない俳優たちが気の毒という意味だった」と釈明しました。
目の前で自分の生活をさげすむようなことをいわれたら、誰でも嫌な気持ちになるはずです。
しかしそこで怒りの感情を出さず、気持ちを切り替えて全力を尽くしたルーカスの対応は素晴らしく、彼の真面目な人柄を表しています。
オーディションは落ちましたがこの出来事によって世間の注目を浴びたルーカス。もしかすると近いうちに大きな役に抜擢されるかもしれませんね。
[文・構成/grape編集部]