「あの程度のネタすら」 ウーマン村本、風刺漫才の『もう1つの目的』を明かす
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- 出典
- @WRHMURAMOTO
2017年12月17日、特別番組『THE MANZAI』(フジテレビ系)で現代日本を風刺した漫才を披露した、村本大輔さんと中川パラダイスさんによるお笑いコンビ『ウーマンラッシュアワー』。
福井県の原子力発電所や沖縄県の米軍基地、北朝鮮問題や日本とアメリカの関係…日本が抱える数々の問題を漫才のテーマとして取り上げ、ネット上でまたたく間に話題になりました。
「本当に危機を感じないといけないのは、国民の意識の低さ!」
漫才の最後にそう叫ぶと、村本さんはカメラに向かって指をさして「お前たちのことだ!」といい放ちました。
ウーマン村本、風刺漫才の『もう1つの目的』を明かす
「よくぞいってくれた」という肯定的な声と「笑いにしていいことじゃない」という否定的な声が多数上がり、いわゆる『バズる(ネットで話題になること)』状態になったウーマンラッシュアワーの漫才。
同月30日、村本さんは自身のTwitterで「あんなに話題になったのに、年末年始のネタ番組に呼ばれない」と投稿。『風刺漫才』のもう1つの目的を明かしました。
「あの程度のネタ(風刺)すらできないのが地上波ということを可視化した」
日本ではあまり目にしない、風刺をテーマにした笑い…村本さんたちはあまり触れられていなかった笑いに挑戦しました。
その結果、よくも悪くも多くの反響が上がりましたが、ここまで話題になったにも関わらず一部のテレビ局は『風刺漫才』にまったく触れないといいます。
『風刺漫才』が放送された後、視聴者から「干されるぞ」「そんなにハッキリいって大丈夫か?」といった、心配する声も上がっていました。
この投稿を見るに、村本さんも「このネタをやっても大丈夫だろうか」という不安は少なからずあったことでしょう。
もしかすると、日本のお笑い界で風刺は『タブー』と化しているのかもしれません。
もしそうだとしたら、村本さんたちの挑戦は社会問題をタブー視するお笑い界と社会に、一石を投じたともいえるのではないでしょうか。
[文・構成/grape編集部]