grape [グレイプ] entertainment

まさか、前座で登場! ビートたけし、付き人の漫才ライブで見せた男気対応

By - grape編集部  公開:  更新:

Share Post LINE はてな コメント

たくさんの名言や、破天荒なエピソードが多いビートたけしさん。

彼の生き様は、その背中に憧れた後輩芸人たちに絶大な影響力を与えているといっていいでしょう。

2018年2月11日に放送されたバラエティ番組『博多華丸のもらい酒みなと旅2』(テレビ東京系)に、たけし軍団所属のアル北郷さんがゲスト出演。

たけしさんの付き人を7年間務めたアル北郷さんが、師の知られざる素顔を明かしました。

アル北郷さんが語る、最初で最後の漫才ライブで…

この日の番組では東京都浅草周辺の飲食店を飲み歩いた、お笑いコンビの博多華丸・大吉の博多華丸さんら一行。たけしさん御用達のもんじゃ店も訪れました。

そこで、たけしさんを長く身近で見てきたアル北郷さんが登場。

たけしさんの素顔について、詳しく説明したアル北郷さん。付き人時代に、生涯忘れることができない出来事を経験していたそうです。

現在はピン芸人として活動しているアル北郷さんは、かつてお笑いコンビを組んでいたそうです。ですが、5年ほど活動しても売れることはなく、最初で最後の単独ライブをして解散することになりました。

ただ、無名のコンビということもあって、アル北郷さんたちだけの力では観客が集められません。そこで、前説をたけし軍団のダンカンさんにお願いしたところ、快諾。なんとかお客さんも集まったといいます。

そして、迎えた単独ライブ当日。ダンカンさんが前説をしている最中に、アル北郷さんの楽屋にたけしさんと、相方のビートきよしさんが突然入ってきたのです!

たけしさんがライブを見に来ることを知らなかったというアル北郷さんは、いきなりのことに驚きます。さらにたけしさんは衝撃の申し出をしてきたとのこと。

おい、前説やってやるから出してくれよ。

博多華丸のもらい酒みなと旅2 ーより引用

なんと、たけしさんが付き人のラストライブの前説をしてくれるというのです。

しかし、ダンカンさんが前説の真っ最中。そのことをアル北郷さんは説明しますが、たけしさんは「うるせえよ、お前。もう出るよ。ダンカン、(ステージから)おろせ」といって、ダンカンさんをステージから下げさせて、ツービートの2人がいきなりステージに上がっていたそうです。

当然、ツービートのいきなりの登場に会場は大いにに沸き上がります。

アル北郷さんは、ツービートの2人は弟子の前説をやっていることに愚痴を吐くようなトークで前説を行うのだろうと考えていました。ところが、その予想はよい意味で裏切られます。

ツービートは完全な新ネタを披露!笑いをしっかりとって、会場を盛り上げてくれたのです。

弟子への気遣いは前説終わりも続いた

また、前説が終わった後にはこんな言葉をかけてきたそうです。

(ライブ終わりに)打ち上げやんだろ?

俺がいたら漫才やりにくいだろ?

打ち上げ会場で先行って飲んでるから。

お前、スタッフと観に来てくれた芸人とかいるんだろ?全員連れてこい!

博多華丸のもらい酒みなと旅2 ーより引用

師匠である自分がいれば、最初で最後のライブに支障をきたすと考えたたけしさん。アル北郷さんの漫才を見ないで、打ち上げ会場に向かったそうです。

もちろん、師匠としては弟子の最後の漫才を見ておきたい気持ちもあったはず。ですが、アル北郷さんたちのことを思い、会場を先に後にしたのでしょう。

当時のたけしさんは、飲み会になると全員にご祝儀を渡していたそうです。この時もきっと、関係者たちにもご祝儀を渡していたのでしょうね。

アル北郷さんがライブの翌日にたけしさんにお礼を伝えると、ここで初めてツッコミを入れられます。

ノーギャラで漫才やって、打ち上げまでやってんだよ。俺はお前のパトロンじゃねぇんだよ!

博多華丸のもらい酒みなと旅2 ーより引用

照れ屋なたけしさんらしい返し。アル北郷さんのライブで見せた一連の行動は、真似したくても、なかなか真似できるものではないと思います。

こんなことをしてもらったら、感謝の気持ちが生涯忘れられなくなりますよね。

世間の反応は?

・弟子にも気遣いができるって、本当にすごいことだと思う。

・そりゃ、軍団員たちもついてくるよね。

・やっぱり、たけしさんはお笑い芸人の中でも別格だよね。

・さらにたけしさんが好きになりました。

・俺がアル北郷さんなら絶対号泣してその後の漫才ができない。

たけしさんがお笑い界のトップを走り続けられるのは、面白いだけではなく、その人柄もあってのことでしょう。


[文・構成/grape編集部]

出典
博多華丸のもらい酒みなと旅2

Share Post LINE はてな コメント

page
top