市民の救助要請を受けて警察が出動 地下1mの穴から救出したのは
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地域の人たちの安全のために、日々働いている警察官たち。警察には事故や犯罪などの対応以外にも、さまざまな依頼が寄せられます。
ある日、カナダの警察署に1本の電話がかかってきます。「飼っている犬が約1か月前に子どもを産んだ」というその飼い主からの依頼は、非常に珍しいケースでした。
内容は「地下深くにいる子犬たちを救出してほしい」というものだったのです。
子犬たちを助けて!
飼い主によると、母犬が出産する際に自分で庭にトンネルを掘ったのだそう。産まれた子犬たちを守るためだと思われますが、その穴が深すぎて手が届かないというのです。
子犬たちのうち1匹が自力で地上にはい上がってきたのですが、見るからに弱っていたため、「このままではほかの子犬たちが死んでしまうかもしれない」と心配した飼い主は警察に助けを求めました。
駆け付けた3人の警察官はスコップを使って、子犬を傷つけないように慎重に地面を掘っていきます。
海外メディア『CBC』によると、トンネルは地下1m以上の深さの場所にあったのだとか。
こうして3人がかりで掘り進めることなんと2時間。無事に5匹の子犬が助け出されました!
子犬たちは動物病院へ連れて行かれて検査を受けました。みな、健康状態に問題はなかったということです。
1匹の子犬がはい上がってこなければ、飼い主がほかの子犬たちの健康状態を危惧することもなかったかもしれません。
そのままずっと地下の穴の中にいたら、子犬たちはどうなっていたことでしょう。
すべての子犬を無事に助けることができて、警察官のみなさんもとてもいい笑顔。普段なかなかすることがない任務を見事にやり遂げた警察官たちに大きな拍手を送りたいですね。
[文・構成/grape編集部]