異例!?結婚式で『背中』を露出した英王女 深い理由に称賛の声
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- 出典
- ITV
grape [グレイプ] entertainment
イギリスのウィリアム王子とハリー王子の従姉妹として知られる、ユージェニー・オブ・ヨーク王女の結婚式が、現地時間2018年10月12日に、イギリスのウィンザー城で行われました。
歴史あるイギリスのロイヤル・ファミリーの結婚式では、長く受け継がれてきたいくつかの『ルール』が存在するといわれています。
たとえば「結婚指輪には特別な『金』が使われる」や「花嫁はティアラを着用すること」といったものが有名。
また、花嫁のウエディングドレスに関するルールもあり、その中の1つに、「肌はなるべく隠すこと」というものがあるのだそうです。
確かに、歴代のロイヤル・ファミリーの結婚式では、花嫁のウエディングドレスは袖があり、胸元の露出も控えめなデザインが多い印象。
※ダイアナ元妃(左)キャサリン妃(中央)メーガン妃(右)
今回、ユージェニー王女も、シンプルで貞淑な印象を与えるウエディングドレスを着用していました。
しかし、後姿からは違う印象を受けるはずです。背中の部分が大きく開いたデザインになっており、肌も大胆に露出していたのです。
実は、このウエディングドレスのデザインには、ユージェニー王女のある強い思いがこめられていました。
あえて傷跡を見せた、ユージェニー・オブ・ヨーク王女
ユージェニー王女の背中をよくご覧ください。背中の真ん中に、まっすぐな傷跡があるのが分かります。
幼いころから脊椎側弯症(せきついそくわんしょう)と闘ってきたユージェニー王女。
脊椎側弯症とは、脊柱(せきちゅう)を正面から見た場合、左右に曲がってしまっている状態のことで、発症する原因はいまだに特定されていません。
そのため、確固とした予防法はなく、効果的な治療法は装具を使った治療か手術のどちらか。ユージェニー王女も手術を受けたため、背中に大きな治療跡が残っていました。
そして、あえて背中の傷跡を見せるために、ユージェニー王女は背中が大きく開いたウエディングドレスを着用したのです。
「私が、その証明」
ユージェニー王女は、イギリスのテレビ局『ITV』のインタビューで、あえて背中の傷跡を見せる理由をこう語っています。
また、過去には「同じ病と闘う子どもたちに、手術で症状が改善されることを伝えたいです。私が、その証明です」と、語っていたことも。
一生に一度の晴れの舞台で、あえて傷跡を見せ、同じ病に苦しむ子どもたちに前向きなメッセージを伝えたユージェニー王女。
『伝統』を打ち破り、新しい時代を切り開く姿勢はイギリス国内外で大きく報じられ、多くの称賛の声が寄せられています。
・こんなにも素晴らしい王女がいるイギリスを誇りに思う。
・なんて感動的なのだろう。イギリスの歴史に残る、素晴らしい式だった。
・同じ病気を発症している自分の娘にとって、ユージェニー王女はまさに憧れの存在。
ユージェニー王女の美しく気品にあふれた姿は、多くの人に勇気と感動を与えたことでしょう。
[文・構成/grape編集部]