うっかり観始めてしまった海外ドラマ 女性が直面する壁とは… By - 吉元 由美 公開:2019-08-25 更新:2019-08-25 エッセイ吉元由美 Share Post LINE はてな コメント 吉元由美の『ひと・もの・こと』 作詞家でもあり、エッセイストでもある吉元由美さんが、日常に関わる『ひと・もの・こと』を徒然なるままに連載。 たまたま出会った人のちょっとした言動から親友のエピソード、取材などの途中で出会った気になる物から愛用品、そして日常話から気になる時事ニュースなど…さまざまな『ひと・もの・こと』に関するトピックを吉元流でお届けします。 凜として、エレガントな女性の時代へ 海外ドラマ、『グッド・ワイフ』を見続けてしまったお盆休み。『LOST』以来、あえて避けてきたドラマシリーズを、ドラマシリーズとは知らずに観始めてしまい、次々と観ながら後悔しているという…悪循環に陥ってしまいました。アメリカのドラマシリーズの脚本が秀逸なのは、1話完結でありながら底流にもうひとつのドラマ、人間関係を描いていることで、視聴者の好奇心を掴んで離さないところです。 『グッド・ワイフ』は、実際に起きたスキャンダルから着想を得た法廷ドラマで、夫のスキャンダルにもめげずに政治家として大統領選挙を戦ったヒラリー・クリントンがモデルと言われています。ドラマの中では、検事である夫の不倫…それも娼婦との不倫スキャンダルで逮捕され、13年ぶりに弁護士として現場復帰したアリシアが難事件と夫の汚名と戦っていく姿が描かれています。 サスペンスドラマ同様、法廷で勝訴を勝ち取るまでのスリリングなプロセスが実に巧みに描かれているので、先へ先へと気持ちが急ぎます。そして、弁護士同士の中での腹の探り合い、裏切りなど、誰も信じられない人間模様に息つく間がありません。 毅然としていること。そしてフェミニンであること。凛として、エレガントであること。これは、これからの女性のテーマだと思います。この二つのポイントは相反するものに思えるかもしれませんが、女性の時代とは、この陰と陽とも言える在り方のバランスと、女性の「育む」という特質を発揮しながら作り上げる時代と考えます。 主人公のアリシア、上司のダイアンは裁判の中だけでなく、日常の中でも女性が直面する壁にぶつかります。「女性だから…」という偏見や、結婚しているかいないか、子供がいるかいないか。セクハラ、パワハラ、恋愛…それをさらりと知的にかわしていく。葛藤をしなやかに越えていく。その凜とした態度、たくましさに学ぶことが多くあります。感情や思想でジャッジするのではなく、論理的、最善をジャッジする。これは、仕事をする上で最も大切なことです。 と並行して、妻として夫を支えること、妻として夫を許せないこと、子供を愛し、守ること。そして女としての思い…。仕事人ではない、女性として立ち向かう問題を解決していく姿に、励まされるのです。 またファッションも見逃せません。アリシアの凜としたファッション。上司のダイアンのヴィンテージ感を取り入れたファッションのかっこよさ。ピンヒールできびきびと歩く姿に、つい憧れを寄せてしまいます。 凜として、エレガント。テレビシリーズを観続けるのはまずいなあと思いながら、気づくときびきびと歩いている。睡眠不足になりながら観た海外ドラマシリーズから、しっかり学ぶ!(言い訳のようですが…)凜として、エレガント。まずはこの秋のファッションから整えてみたいと思います。 ※記事中の写真はすべてイメージ エレガントな終活~50歳から、もっと幸せになる~ エレガントな終活~50歳から、もっと幸せになる~吉元 由美1,420円(11/08 11:04時点)Amazon楽天市場YahooAmazonの情報を掲載しています 作詞家・吉元由美の連載『ひと・もの・こと』バックナンバー [文・構成/吉元由美] 吉元由美 作詞家、作家。作詞家生活30年で1000曲の詞を書く。これまでに杏里、田原俊彦、松田聖子、中山美穂、山本達彦、石丸幹二、加山雄三など多くのアーティストの作品を手掛ける。平原綾香の『Jupiter』はミリオンヒットとなる。現在は「魂が喜ぶように生きよう」をテーマに、「吉元由美のLIFE ARTIST ACADEMY」プロジェクトを発信。 ⇒ 吉元由美オフィシャルサイト ⇒ 吉元由美Facebookページ ⇒ 単行本「大人の結婚」 GACKT「キミは誰かから嫌われてない」 続く言葉に「腑に落ちた」「心が軽くなった」の声GACKTさんが、心のバランスを崩しそうな人へ送った言葉は?ネット上で反響が上がっています。 『クリスマス・イブ』は竹内まりやのために書いた曲だった しかし、ボツになり…『クリスマス・イブ』は、山下達郎さんが竹内まりやさんのアルバムのために書いた曲だった!? Share Post LINE はてな コメント
吉元由美の『ひと・もの・こと』
作詞家でもあり、エッセイストでもある吉元由美さんが、日常に関わる『ひと・もの・こと』を徒然なるままに連載。
たまたま出会った人のちょっとした言動から親友のエピソード、取材などの途中で出会った気になる物から愛用品、そして日常話から気になる時事ニュースなど…さまざまな『ひと・もの・こと』に関するトピックを吉元流でお届けします。
凜として、エレガントな女性の時代へ
海外ドラマ、『グッド・ワイフ』を見続けてしまったお盆休み。『LOST』以来、あえて避けてきたドラマシリーズを、ドラマシリーズとは知らずに観始めてしまい、次々と観ながら後悔しているという…悪循環に陥ってしまいました。アメリカのドラマシリーズの脚本が秀逸なのは、1話完結でありながら底流にもうひとつのドラマ、人間関係を描いていることで、視聴者の好奇心を掴んで離さないところです。
『グッド・ワイフ』は、実際に起きたスキャンダルから着想を得た法廷ドラマで、夫のスキャンダルにもめげずに政治家として大統領選挙を戦ったヒラリー・クリントンがモデルと言われています。ドラマの中では、検事である夫の不倫…それも娼婦との不倫スキャンダルで逮捕され、13年ぶりに弁護士として現場復帰したアリシアが難事件と夫の汚名と戦っていく姿が描かれています。
サスペンスドラマ同様、法廷で勝訴を勝ち取るまでのスリリングなプロセスが実に巧みに描かれているので、先へ先へと気持ちが急ぎます。そして、弁護士同士の中での腹の探り合い、裏切りなど、誰も信じられない人間模様に息つく間がありません。
毅然としていること。そしてフェミニンであること。凛として、エレガントであること。これは、これからの女性のテーマだと思います。この二つのポイントは相反するものに思えるかもしれませんが、女性の時代とは、この陰と陽とも言える在り方のバランスと、女性の「育む」という特質を発揮しながら作り上げる時代と考えます。
主人公のアリシア、上司のダイアンは裁判の中だけでなく、日常の中でも女性が直面する壁にぶつかります。「女性だから…」という偏見や、結婚しているかいないか、子供がいるかいないか。セクハラ、パワハラ、恋愛…それをさらりと知的にかわしていく。葛藤をしなやかに越えていく。その凜とした態度、たくましさに学ぶことが多くあります。感情や思想でジャッジするのではなく、論理的、最善をジャッジする。これは、仕事をする上で最も大切なことです。
と並行して、妻として夫を支えること、妻として夫を許せないこと、子供を愛し、守ること。そして女としての思い…。仕事人ではない、女性として立ち向かう問題を解決していく姿に、励まされるのです。
またファッションも見逃せません。アリシアの凜としたファッション。上司のダイアンのヴィンテージ感を取り入れたファッションのかっこよさ。ピンヒールできびきびと歩く姿に、つい憧れを寄せてしまいます。
凜として、エレガント。テレビシリーズを観続けるのはまずいなあと思いながら、気づくときびきびと歩いている。睡眠不足になりながら観た海外ドラマシリーズから、しっかり学ぶ!(言い訳のようですが…)凜として、エレガント。まずはこの秋のファッションから整えてみたいと思います。
※記事中の写真はすべてイメージ
エレガントな終活~50歳から、もっと幸せになる~
エレガントな終活~50歳から、もっと幸せになる~
Amazon楽天市場Yahoo
作詞家・吉元由美の連載『ひと・もの・こと』バックナンバー
[文・構成/吉元由美]
吉元由美
作詞家、作家。作詞家生活30年で1000曲の詞を書く。これまでに杏里、田原俊彦、松田聖子、中山美穂、山本達彦、石丸幹二、加山雄三など多くのアーティストの作品を手掛ける。平原綾香の『Jupiter』はミリオンヒットとなる。現在は「魂が喜ぶように生きよう」をテーマに、「吉元由美のLIFE ARTIST ACADEMY」プロジェクトを発信。
⇒ 吉元由美オフィシャルサイト
⇒ 吉元由美Facebookページ
⇒ 単行本「大人の結婚」