車に轢かれ、道路に放置された白い犬　見過ごせなかった一人の男性に救われる

足が骨折し、内臓まで痛めてしまった犬は、死んでもおかしくない状態だったそうです。しかし、動物保護にかかわる仕事をしているループさんは、犬を諦めることはできませんでした。

彼は大きな病院に犬を運び、治療を続けます。

その後、犬は「ミラクル」と名付けられました。ループさんは病院に通いながら、ミラクルの面倒をよくみていたそうです。

ループさんと安定した時間を過ごしたミラクル。やっと手術を受けられるくらいまで回復しますが、手術費はループさんの手におえない金額でした。

そこで彼は、ミラクルのことをネットの募金サイトに載せてみることにします。その結果、多くの人から１万５０００ドルのお金が集まりました。

ミラクルは無事に手術を受け、気力を取り戻しています。しばらく安定してケアを受けなければいけないミラクルを、ループさんが引き取ってくれました。退院したミラクルは、今ループさんの家でゆっくり休んでいるそうです。

ループさんは「募金してくださった全ての人に感謝している」と話しながら、「人が人を愛するように動物を愛してほしい」とメッセージを伝えています。

最初、死んだと思ったミラクルが他の車にもさらに轢かれることを心配して、ループさんは車を止めたのでしょう。彼の温かい心のおかげで、一つの大切な命が救われました。

頼もしいループさんの側で、いつかミラクルが元気よく走り回る姿を見てみたいですね。